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ぴくしぶ





あしたはきんようび

ごきげんよう。
シグナム姐さんに斬られまくりで落ち込んでます(笑
今度サッカーネタで送ってみようかしら(ぇー

さて。続きからSS~。

TOP絵捕捉御礼
D.C.S.E.さま
ありがとうございますー。今はドサッと落ちる季節じゃないんですよw

既出モノでゴメン。
【Plan of making to beast】

「出来た~~~~~~~~!!!」
これよ・・・。去年の冬頃からコツコツと研究してきてやっと出来たわ。アタシの最新作。
その名も!!・・・何にしよう??えーい、とりあえず仮の名前を・・・。
「付けるのかい……??…全くもってネーミングセンスがないキミが」
この人間味全くないアネキは。まあいいか、別に。今はこれを誰かに試したくてどうしようもないし。
それに・・・アネキには最新作を手伝って貰ったと言う借りが(材料面だけ
「言って置くが……私は御免だよ………」
「解ってるってば」
「それの名前だが……『グリビタンC』なんて………どうだい?」
「変な名前」
「キミが付けるよりは…まだマシだと思うがね」
アネキはその後、『グリビタンC』を試す相手を一緒に探すと言い出す。どうやら興味があるらしい。
この中身まではアネキも知らないだろうし、グリビタンCを飲んだ人間の対処法も教えて置く必要もあるのかな、この場合。
「是非……教えて欲しいね……」
「人の心は読まないで下さい」
「フフッ…」
「じゃ、説明するけど」
「外見は…ただの栄養ドリンクだね……」
そう。これは栄養ドリンクに似せた、ある薬だ。これを飲んだら三つの規約を守らなければならなくなる。
三つの規約。それは――
<水を全身に被ってはいけない>
<太陽に長時間当たってはいけない>
<好きだと言っては(またそういう行為)をしてはいけない>

「……守らないと……どうなるんだい…??」
「要は試しよ。誰かに飲ませてみましょ♪」
「嫌な予感が……するんだが………」
「気にしない♪気にしない♪」
アタシのラボを出て、リビングに出ると結構な人数が集まっていた。流石に年少組に飲ませるのは気が引ける。
ランニング帰りの妹からアタックすることにした。
「衛くんかい…?捻らないのかい??」
「何よ!?捻るって」
「例えば……彼女とか」
アネキが言ったのは可憐ちゃんみたいだ。確かに三つ目の規約には充分イエローゾーン入っちゃってるけど。
でも試してみる価値は・・・あるかも。
そんなアタシの好奇心が勝って結局、グリビタンCは可憐ちゃんの胃の中へ入ることに。
怪しまれずに飲んでくれたかって言うと・・・。
「綺麗になるお薬ですか?」
「うん。効果はアネキで実証済♪」
「……まあ、信じる・信じないは可憐くんの自由だが……」
あれで信じる可憐ちゃんも可憐ちゃんだけどアネキが簡単に嘘の片棒担ぐなんて信じられなかったわ。
そして、今は今で薬の効果が徐々に現れるまで気長に待ってる訳なんだけど・・・。
その時間がまた十五分はかかるのよねー。アネキはアネキで退屈そうに何処か行っちゃったし。
今日は生憎の曇り空、水を被るのも困難だ。だったら残る一つの規約をやって貰わないといけない。
可憐ちゃんって好きな人いたっけ??あの娘のことだから、みんな大好きとか言いそうなもんだけど・・・。
実際どうなんだろう??気になる。すっごく気になる。
「可憐ちゃん、ちょっといいですか?」
「あ、鞠絵ちゃん」
鞠絵ちゃんかぁ。あの二人って似てるわよね。もしかして・・・アタシの知らない所で
この二人、行く所まで行ってるんじゃ!!・・・何考えてるんだろ、アタシ。
これもそれも今日が晴れてないからいけないのよ!!
「鈴凛ちゃん、曇りなのがそんなに悔しいんですか?」
「・・・あれ?」
「思いっきり聞こえましたけど?」
「うっそ!?どっから??」
「え・・・これもそれも、ってとこからだけど」
「わたくしもです」
ヤバイわね、この癖も直さなくちゃ。簡単に直せるようなモンでもないけどさ。
「それでさっきの続きだけど」
「ええ。恋愛について、でしたね」
な、何ですってーーーーーーーーーー!!←鈴凛
この二人が恋バナ・・・!!しかも鞠絵ちゃんから振ってきたと見た。
やっぱりそういう仲なのかしら??とかなんとかこの二人のこと考えてるうちに十五分はあっという間に過ぎていた。
気付いたらアネキも傍に来ているし。そんなに知りたいですか、薬の効果。
「それはそうだよ………フフフッ…」
「さいですか」

リビングに新たに入ってきた人物がいた。ミカエルと・・・バニラと四葉ちゃん。
確かに最後は人物だけど、尤もこの一人と二匹が行動を共にする理由が思い付かなかった。
「ただいまデス~!!お散歩、行ってきたデスよー」
「ありがとう、四葉ちゃん」
「あれ?バニラも一緒?」
「途中で見かけたから連れて来ちゃいマシタ
成る程・・・誘拐して来たんだ。道理でさっきからフーだのシャーだの騒いでる訳だ。
あ、バニラが逃げた。リビングから出て行くわね、あれは。バニラ、誰かにぶつかってるし。
えっと、あれは・・・。
「咲耶ちゃん!!」
「どうしたの?バニラ」
「アタシが推理するに四葉ちゃんが、バニラを誘拐して来たから怒ってるんだよね」
「なっ!?四葉そんなことしてナイデスよー」
「果たしてそうかな………??」
なんて他愛無い会話をしていたら可憐ちゃんはさっさとバニラを咲耶アネキから受け取っていた。
まだバニラが怒ってるように見えるのは気の所為かな??
その際に可憐ちゃんが、咲耶アネキに話があるみたいなこと言ってたけど何だろう?
「四葉そんなことしてナイデスよー」
「うふふ、みんな解ってますよ、四葉ちゃん」
そんな四葉ちゃんと鞠絵ちゃんの会話を他所にアタシはリビングをこっそり出ようとした・・・んだけど。
「……どうしたんだい??……」
「後を追うように付いて来ないで下さい」
「仕方がないだろう…?」
「どう仕方がないのよ、もう」
結局はこっそりとは行かなかった。こちらを訝しげに見ている鞠絵ちゃんたちを尻目にアタシたちはリビングを出た。
いいの。アタシは悪くない。アネキが悪いんだから。ブツクサ文句を呟いていると、アネキが二人を見つけたようだ。

「で?話って何」
「あ、うん。実は可憐、その・・・ずっと前から咲耶ちゃんのこと――」
「ちょっとこれ好機チャンスなんじゃない?もし予想に裏切らないこと可憐ちゃんが言ってくれたら――」
「薬の効果が現れる……か。実に興味深いね………」
「やっぱり言うのよね?あの“言葉”を」
「ああ……あの様子だと…恐らくね」
だけど見事に可憐ちゃんは予想を裏切ってしまった。
いや、正確には裏切られた事態が起こった、と言っていいかも知れない。
でも結果的には規約を破ることになったのでOKとする。
それはと言うと――
「あ、あ、あ、可憐ちゃん!!!ちょっと・・・どいてどいて~~~」
「え?花穂ちゃん!!?」
「!?へ?花穂!??」
・・・バッシャーン・・・
「廊下は走っちゃダメじゃない」
「ゴメンなさい、花壇にお水あげるの忘れてて、急いであげなきゃって思ったら、花穂ドジだから~」
「・・・転んだのね?」
「うん」
「それよりも可憐は?水被った見たいだけど??」

「……鈴凛くん、可憐くんは…どうしたんだい……??」
「それは私も判らない。あの靄が消えるまでは」
だけどそこには、咲耶アネキも花穂ちゃんも居なくて一匹の針鼠が、バニラに対してビクビク震えながら後退りしていた。
傍には花穂ちゃんが愛用していた如雨露が転がっていた。
咲耶アネキも花穂ちゃんも辺りに可憐ちゃんが居ないと知ると
探しに行ったみたいなんだろうけど、実はここにいたりするんだよね。
「アネキ、あの針鼠が可憐ちゃんだよ」
「………成る程。動物になれるのか………」
「何の動物になるかは人によって違う見たいだからこれがまた迷うのよねー」
「…で、可憐くんは……元に戻るのかい…??」
バニラと針鼠可憐ちゃん(何て呼ぶか迷うわ)をとりあえず引き剥がして、アネキの声を聞く。
元に戻す方法は確か・・・。・・・まあ、そのうち思い出すでしょ。
腕に抱いた“はりかれちゃん”はアタシたちのことを疑いの目で見ていた。
ヤバイわ。嘘吐いて薬飲ませたこと怒ってるのかしら。
「はりかれちゃんって……またキミはネーミングセンスがないね……」
「勝手に人の心読むアネキよりよっぽど良いと思いますけどね」
「それより……この状態でみんなに会わせるのは良くないね…」
「う・・・何とかするわよ、何とか」
この会話を傍で聞いてる、はりかれちゃん。もうアタシたちが犯人だって判った筈だ。
何も鳴かないでこっちをずっと見ているのは正直怖いけど
これでも姉妹の一人だし。実験台にしちゃったからには責任は取らないと。
いや、変な意味は含めないで。そういえば、さっきの言いかけの言葉、聞きたかったな。
「……ああ、私も興味があるね……その言葉は…」
「また読んでるし」
「いいじゃないか……はりかれくん、キミ……咲耶くんが好きなのかい??」
はりかれちゃんって言ってるし。ってか、質問の内容がインパクト過ぎよ!!
『!!』
はりかれちゃん、動揺してる・・・。図星?
判った所でもう何の意味も持たないんだけど、やっぱり興味あったし、ネ☆
『・・・』
「フフッ……大丈夫さ……誰にも言わないで置くからね……いいだろう?……鈴凛くん」
「え?あ、うん」
はりかれちゃんを元に戻す方法、さっき思い出した。
だけど・・・どうやらアネキは、はりかれちゃんに興味津々でアタシの心を読んでないみたいだ。
読んでいたら絶対にまた口を挟んでくる。この方法は100%成功するとは限らない。
だからって戻す方法はこれしかない。仕方がないか・・・。
「そうだね……その方法がダメだったら……はりかれくんはこの姿のまま、と言うことで」
「アネキ・・・読んでたの?」
「当たり前だろう?……私を誰だと思っているんだい……??」
『~~~~~~』
「はりかれちゃん、爪立てて暴れないで。イタイ」
「それで?……方法とはどういう物なんだい……???」
「簡単には簡単よ。自分の好きな人から告白されること」
「成る程……両思いになれば……オールオッケーなのか…」
「まぁね♪」
『!』
「…そう言えば咲耶くんは花穂くんと一緒に……可憐くんを探してるんじゃなかったかい?」
「そうだったわね。とりあえずは標的を探しましょうか」
「了解」

暫くアネキ&はりかれちゃんと行動を共にしていた。あー、アネキとは今日の殆どを共にしてるかも。
そして漸く標的を見つけることに成功!咲耶アネキだけで良かったんだけど、花穂ちゃんも一緒だった。
まあ、手分けして探してて一度合流したってところかな。ところがアタシの目に飛び込んだのは・・・
(アタシが見たんだから、アネキやはりかれちゃんも見てる筈だ)
咲耶アネキが花穂ちゃんに・・・その、えっと・・・
「言い辛いんなら……代わりに私が…言おうか……??」
「またアネキは人の心を!!」
「しかし…花穂くんも受け入れてるね……これは二人はそういう仲だと言うことかい?」
「アタシに訊かないで」
『・・・・・・・・・・』
「ちょっと!アネキ、ヤバイよ。はりかれちゃんが元に戻れない」
「…キミの責任だね……何とかするしかあるまい……」
「うっ」
「今すぐ解毒剤なり何なり作れば……キミの頭なら三日で…完成するだろう?」
「材料がないわよ!!」
「また私を頼るのかい……??」
「解ったわよ、もう・・・」
『・・・』
「もうすぐ……夕飯だね…こっちは上手いこと言っておくよ……」

「千影、可憐知らない??」
「お盆だからね……実家に帰ったみたいだよ……」
「え?突然帰っちゃったんデスか!?」
「まあ、急な帰省ですわね」
「一言、言ってくれればいいのに」
「ねえさま、鈴凛ちゃんはどこですの?」
「…ああ……彼女なら…三日は出て来ないんじゃないかな??」
「「「「「「三日?」」」」」」

「ダメ!!完成なんか到底無理!はりかれちゃん、一生、針鼠ってのも良くない?」
『!!?』
「いったぁ~~~~~~~」
『・・・』
「背中!背中で刺したぁ~~~~」

――――それ以来、可憐を見た者は居ない――――
[ 2007/07/12] その他SS | TB(0) CM(0)

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