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らしいといえば。

続きからネ申こと松さんの誕生日記念に送りつけたSS載せておきます。
去年と同じ挨拶から入りやがったwww
あれですよね、学パロ第二部完編は23日の記事。
学パロ第二部までの人物紹介は24日の記事見ればいーです。
大体続きに仕舞ってあるSSは去年の見ないと訳が分からないかと。

見てやってもいいぜって方は続きからどぞ。
【And, it is believed that it is possible to meet some time.】

コガネのポケモンセンターで泊まった時にその少女と出会った。
イーブイを連れたトレーナー。あまりにも可愛がっているその姿を私は知らずガン見していた。
「ん、私に何か付いてる?それともうちのシェイクが可愛いって思ってる?」
「まあ……可愛いのは確かかな。色違いも珍しいし」
その少女は私をマジマジ見ながらこう答える。
「ポケモンは?いるよね。バトルしない??」
それが私、アイとモミジとの初めての出会い。
「えっと…モミジだっけ?バトルするのはいいけどレベルは?高いのか低いのかしかいないよ、私の」
「え、なんで?私みたいにイーブイいっぱいいるとかないの?」
「量産www先輩達はしてたみたいだけど」
ジョーイさんから預かっていたポケモンを受け取りながら
そこで簡単に自分の事を話す。二人の先輩と一人の後輩がいる事。
「普段から先輩とか呼んでるの?カッコいい」
「まさかw先輩も私も後輩のあいつの被害者でねー…」
「被害者?何ソレ」
「ま、続きはバトル終わってから話すよ。いい?」
と、余裕を持っていた私だったが…イーブイ愛のモミジからはとてつもないパワーを目の当たりにする。
「イエーイ!シェイク、勝ったねw」
〈はい!モミジさんっ〉
「ないってwwwそりゃレベル低めの三体だけど、ブイ軍団に三タテ?ないよwww」
「だから高い子達でいいって言ったのに」
負けた事を認めない。…単に負けず嫌いと言った方が良かったけど。
私は一旦預けておいたマイパーティにポケモンを戻すべく、パソコンへ向かう。
横からモミジが乗り出してきたが、気にしない事にした。



ポケモンセンターで知り合った女の子とバトルして勝利。
折角だからこの後の予定を聞こうと問いかける。
すると返ってきたのは、別に予定はない、との事。彼女、アイのマイパーティは
[おおば]と名付けられたメガニウム以外全員メスだった。
「メス…好きなの?」
「違うんだって。ボールに入るのが全部メスなんだってw」
「それを人はメス好きだって言うんじゃないの?」
「そもそも、そのシェイクだってメスじゃん!ね!!」
何が、ね!!なのか。このまま喋らせていると危険な気がして、私は話題を振った。
例の被害者云々の件について。
「後輩トレーナーに何かされたって話教えてよ」
「何かされたって訳じゃないけど…まあ、盗られた?」
「盗られた?何を!?」
「伝ポケ。別にいいんだけどね、図鑑は埋まってるから」
そう言うと、アイは自分の図鑑を見せてくれる。確かに図鑑は綺麗に埋まっていた。
「え、でも盗るってどういう……?」
「図鑑に関しては感想ないの?大変だったんだけど」
「ああ、おめでとう。例の先輩達の力もあるんでしょ?違う?」
シェイクが暇そうにしていたので頭を撫でてあげる。
嬉しそうに目を細める仕草が可愛くて、それだけでキュン死にしてしまいそうだ。
「モミジってイーブイバカだよね。ま、いいけど」
半眼を作りながらアイもシェイクを撫でてくれる。横でそれを見ていたおおばの顔はあまり面白くなさそうだった。
「それで、盗るってのは?」
「んー…後輩が住む地方にポケシフタ―ってのがあんだけどさ」
「……ポケシフタ―?ってちょっと待って」
どこかで聞いたことがある。私の知り合いにも同じ装置を使う子がいるからだ。
「もしかしてと思うけど、モミジ…イッシュ地方なんてご存じだったり?」
「あはははー…そのもしかして、だったらどうする?」
「「……えー?」」
もう笑い合う他なかった。幸いにも私達はそこまで連絡を取ってる間柄じゃないが。
聞くところによると、アイとその後輩は凄そうだ、色々と。
〈世界って広いようで狭いモンだよね〉
〈ですね、おおばさんともどこかですれ違っていたかも知れません〉
そして私はアイと様々な事を話し出した。



「そっちの資料、回して」
確認をしたらあたしは別件で、捜査に繰り出すことになっている。
捜査…と言うのも可笑しいかも知れない。もうただの定期査察だ、こんなの。
いつからあの世界は危険区域になったんだっけと資料を確認しながら逡巡する。
考えても仕方がない。執務官として独立してから結構経った。
もう何が出ようと多少の事では驚かない。それがあの生き物であったとしても。
―――
――

数年前。とある世界に降り立った。その時はまるで、ここまでこの世界とも
こんなに長い付き合いになるとは思ってもいなかった。
いつも原因はロストロギア。その一言で事件が始まり、終わる。
今回査察に行って、もしロストロギアが発見されたとして
無事に戻れる可能性は低い。知らずのうちに溜め息が出る。
「大丈夫ですか?」
「ああ、うん。平気」
資料を確認し終えても、何も言わないあたしを今年から補佐官になった子が不安げに聞いてくる。
あたしはもう一度大丈夫、とだけ告げてバックを手にする。
正直もう行きたくはなかったが我儘を言う訳にもいかない。
あたしは、転送ポートへと歩き始めた。途中までの廊下がやけに長く感じた。
何も起こらなければその旨を伝えてさっさと退却。
いまいち掴みどころのない世界で、ロストロギアがあるか確かめる。
下手に探索しようにも出来ない。あの世界に住んでいる獣達のお陰で。
覚悟を決めてポートに入る。
次の瞬間、あたしは別次元へと飛んだ。
確か、人の目が止まらない場所を選んで飛ばした筈だ。
自然が多い世界。多分森かどこかだろうと、一瞬でも気を抜いたのがいけなかった。
「………」
「…あ」
その少女は目の前にいた。
冷静になって見れば、あたしはエレベーターの中にいた。
とりあえず出ようと思い足を進める。
だけど、目の前の少女が口を開く。
「今、突然現れませんでした?」
この世界とはとことん相性が悪いらしい、そんな事を思うあたし、ティアナ・ランスターであった。




びっくり、なんてモノじゃなかった。
ワンダーブリッジにあるエレベーターを何気なく乗ろうかどうしようか迷って見ていたら
そこから突然女の人が現れたんだから。
その人は私の問いに挙動不審になりながらも、逆に訊いてきた。
「この辺で落ち着いて話せるところある?」
「え、まあ。それはありますけど」
警戒はしながらも場所だけ伝えて去ろうと決めた。
それに、私にはまだやらなくちゃいけない事がある。
そう、先輩に連絡をしないとヤバい。
私には三人の先輩達がいた。ところが。
「ユイ先輩、ポケシフターにまた協力してくれます?」
『……え、また?ちょっと勘弁してよ。あと時間も弁えて、眠い』
「と言う訳で、マイ先輩!ポケシフタ―に…」
『ゴメン、誰かさんに起こされたから無理。アイちゃんに頼めば?』
なんて冷たいお言葉を受けた。ま、仕方がない。
最後の先輩に連絡を取ろうと思った矢先にこれだった。
勿論、先の二人の先輩にガツンと言われたので、時差を考慮して起きている頃合まで時間を潰していた。
「もしかして急いでた?」
「あ、全然。でもちょっと知り合いに連絡だけ済ませちゃっていいですか?」
「それは勿論構わないわ」
見た感じ、トレーナーの類とは違う女の人。私の視線に気付いたのか
女の人は苦笑しながら本当は秘密なんだけど……と自分の事を話し始めようとする。
「ちょっと待って下さい」
「え?」
「あ、いえ。やっぱりお姉さんは…ポケモントレーナーとかじゃないんですよね」
「まあね。ポケモンになっt…いや、トレーナーには会ったことあるけど」
何かを言いかけて別の言葉を発したお姉さんは先程から溜め息ばかり吐いていた。
「大丈夫ですか?そんなに溜め息ばっかり…えっとー」
「ティアナ・ランスター。ティアナでいいわ」
「あ、私はチアキっていいます。よろしくお願いします」
「うん、よろしく………」
どこか遠くを見つめているティアナさんと、私が向かった場所は
ライモンシティのポケモンセンター。
そして私は先輩に連絡を取ろうとティアナさんに一言断りを入れた。



バトル前に摂った朝食を思い出していると、ポケギアに反応があった。
名前を見てみると私の後輩からだった。嫌な予感しかしない。
「どうかしたの?誰からー?」
「さっき話してた後輩から。気が進まないけど出ないと」
言って、私はパソコンの前まで移動する。
正直、いつもこんな時間帯から連絡をくれるので慣れてはいたけれど。
「どんな人?紹介してね、アイ」
〈モミジさん……〉
〈あの人は紹介するような人じゃないけどなー〉
〈え…それはどういう意味ですか?〉
〈そういう意味。見れば解るさ〉
「もしもーし。チアキ?お は よ う w」
『あ、アイさん。こんにちはー!』
「で、何?まさかとは思うけど…」
『そのまさかー。ポケシフター、久しぶりにやりたいんですよ♪』
ですよ♪じゃない。そう口に出しそうになって気付いた。
チアキの傍に女の人がいた事。知らない人だった。
「チアキ、その人は?」
『え?ああ、ティアナさん?あ、そっちはパソコンで会話してるんですもんね』
前にチアキからライブキャスターという道具でこちらと会話していると聞いたけれど。
生憎とそんなハイテクな物はこちらにはなかった。
そんなうちらの会話に割って入ってきたのは、モミジとシェイクだった。
「アイ、今ティアナって言ってなかった?その子」
〈ティアナさん、いるんですか!?〉
〈シェイク、知ってる人なのか?〉
〈ええ、まあちょっと〉
「あの女の人と知り合いなの?モミジ」
「うん、ちょっと昔色々お世話に…あの!」
そうモミジがパソコンの中のチアキに話しかける。
突然の事でびっくりしたのか、チアキの顔はキョトンとしていた。
『えっと…アイさんのお友達さんですか?』
「あ、うん。モミジね、よろしく!それでそっちのお姉さんなんだけど」
〈ティアナさん!!〉
『ああ、ちょっと不思議な人ですよ。ティアナさん、ちょっとこっちー』
『え、連絡済んだの?……え、モミジ?シェイク!?』
「やっぱりティアナさん」
「ゴメン、私置いてきぼりだわ」
話に乗り遅れた私を残して、モミジは嬉しそうに笑っていた。



どうしてここにティアナ…さんがいるのか。
ふと疑問に思って、ティアナさんに訊いてみようとして
アイの後輩、チアキのポケモンだろうか、に懐かれてるティアナさんの姿が。
「ティアナさん、どうしてこっちに?何かあったんですか」
『何かあるかって言うか何かあってからじゃ遅いからこうして…ね』
「あー、そうか。そうですよねー」
『何かってなんですか?え、何!?』
『ん、大丈夫よ。何も問題ないから、今回は…てうわぁ!』
『げ、ごめんなさい。私のポケモン…』
『それは構わないけど…このもふもふ感は癖になりそう』
『あ、それ。その子の名前です』
「名前?」
漸くとそれを口にした私は、アイの方を見る。どうやら知っているようで話してくれた。
「あのわんこの名前。[もふもふ]だってw因みにポケモン名はムーランドだったかな?」
「チアキってインスピレーションで名前付けるタイプ?」
「そうでもないよ?私の後輩だもん」
〈となると、チアキさんのポケモンもおおばさんみたいな名前の方がいらっしゃると?〉
〈まあ…詳しくは知らない方がいいと思う〉
後輩だもん、か。私はパソコンの画面を見ながら
チアキのポケモン達の名前を想像して鳥肌が立った。
すると、チアキから私に声をかけられる。
『そうだ、モミジさん!モミジさんでもいいや。ポケシフター…』
「だからやらないってばwwwそんなにしたいなら日を改めて私が相手するから」
『ポケシフターってのはどんなの?』
チアキ達のポケモンに囲まれながら、ティアナさんが訊いてきた。
「それは…モミジ、パス!私説明下手なんで」
「えー。ポケモン一方通行転送マシンみたいな感じでいいかなぁ?チアキ」
知り合ったばかりの子を呼び捨てにして悪い気がしたが、今更な気がした。
『それでいいんじゃないですかね?解りました、ティアナさ……て、ええぇぇぇえぇ』
「どうしたの!?」
私やシェイク、アイとおおばも、すぐにティアナさんの方を見たが
ティアナさんの姿をすぐには確認出来なかった。
何故なら、そこにはチアキのポケモン達がティアナさんをハグして……
「あのさ、モミジ。あの子達の総重量ってかなりのモンなんだよね」
「それは見れば解る。あの豚さんとか凄いんじゃないの」
「確かに重い方かも。でも皆イッシュのポケモンだからよく判んない」
〈てか、ティアナさんを助けるのが先決なんじゃ…〉
〈チアキに言った方が早くね?〉
そうこうしているうちに、ティアナさんはポケモン達から這い出てきた。



参った。こうもポケモン達に懐かれては、いつか死ねる。
何も問題が見つからなかったのだから、早く帰りたいところだったが
思わぬところで以前お世話になったポケモントレーナーと再会してしまった。
あたしが一時的にとは言え、ポケモンになった時の。
あの事は忘れたくても忘れられなかった。もう会う事もないだろうと思ってた。
だけど、今こうして話しているのは夢でもなんでもない。
さっきからポケモンの温かさを感じるのも夢では決してない。
と言うか、寧ろ。
「またあたしに寄ってきてる!別にいいんだけど潰されそうで不安」
「そんな事させませんって。でもまあ…オスの子達は離れさせましょうか?」
チアキはそう言うと、六匹いる中から三匹を少しあたしから離れさせた。
その中には先程のもふもふとやらも入っていた。あの犬、オスだったのか。
『綺麗にオスとメスが三匹ずつで分かれてるんだよね、チアキのパーティ』
そんな声が聞こえた気がした。
「折角だからモミジさんも、直接ティアナさんと会いたいんじゃないですか?」
『え、そりゃ会いたいけど…そっち行けないし』
『だよねぇ。飛行機とか船とか出てればいいのに』
「あー…出てたら行くつもりなんだ、アイさん」
『うっさいな。私達から伝ポケ毟り取っといてまだ何か言うかw』
「毟り取るだなんて酷いですよ。くれたのは先輩達じゃないですか、ね?ティアナさん」
「え…あ、うん?」
急に話を振られたので生半可な返事に。と言うか正直よく解らない。
あたしの背後ではビリビリと電気が走る音がする。
チアキのメスのポケモン達が、じゃれていた。
じゃれて…いる、と思いたい。
〈てり姉、機嫌直してよ〉
〈機嫌はいいよー…その体内を走る電気見てると怖いの〉
〈二人は仲いいねー…もふさん達、寝てるよ〉
〈野郎軍団はのんきね、皆寝てるわ〉
〈てり姉も少し寝れば?ここんとこ疲れてるでしょ?〉
〈……でも、あのティアナって人さっきからずっとこっち見てるし〉
〈すだち達と遊びたいのかなー。すだちはいつでも大歓迎だけど〉
〈わたし達と?ないでしょ、わたし達はともかく。わたしピカピカしてるし〉
「あれ?[くんせい]達寝てるや」
「くんせいて…?」
そうあたしが答えると、チアキは笑顔で答えてくれた。
「あの豚さんの名前。もふもふの上に乗ってる猿は[ばざーる]です」
「へ、へぇ~……。こっちの三匹は?」
教えてくれた名前を反芻する。
鳥が[てりやき]、馬が[ばさし]、龍が[すだち]。中々個性的だった。



そう言えば…ティアナさんはこれからどうするんだろう?
寝てるポケモン達を起こしながら思う。
「ティアナさんはどうするんですか?今日は」
「どうって……いや、帰るけど」
『帰っちゃうの?ティアナさん。もう少し話したかったんだけど、ね?シェイク』
〈そうですけど、無理に引き止めるのは…〉
ライブキャスター越しにモミジさんとシェイクが映る。
前に何があったのか知らないけれど、多分最も寂しいのは彼女達だ。
「アイさーん、どうしよう?」
『私に振るの?てか、チアキは自分のポケモンを仕舞う事考えたら?』
アイさんに言われてポケモン達を見てみたら、一ヶ所に留まっていない。
普段、あんまりポケモンセンターでもボールから出してあげてない所為か、皆勝手に騒いでくれている。
これで誰の迷惑も掛けてなければ別にいいんだけど。
ふと目が合う。さっきから私のポケモン達に半ば強引に遊ばれてるティアナさんと。
「今、ポケモン達仕舞っちゃいますね!」
少しバツが悪かったが、私は皆のボールを出してその中に納める。
ライブキャスターの向こうでは、アイさんとモミジさんが
何やら話していたが途中からしか聞こえなかった。
『…え、モンスターボール縛り?何ソレ』
『知らない。なんか先輩達がチアキには個性がないからそのくらいやれって言われたらしいよ』
途中から聞いていたのに、バッチリ内容の方は理解してしまった。
――野生で出て来るポケモンは全てモンスターボールでゲットせよ。
ユイ、マイ両先輩が決めて、ある時私に言ってきた言葉だ。
反論はしなかった。その頃モンスターボールでゲットしていた事も含め
二人にはこう言って置いたことがある。
――ちゃんと全部ゲット出来たら、私の言う事も聞いて下さいよ?
勿論全てゲット済みだ。交換や特別な人から貰ったポケモン以外のポケモン以外は全て。
「あ。ティアナさん!もう帰っちゃうんでしたら、何かポケモンで見たいのあります?」
「え、別に。もう充分ポケモンには堪能したし」
「そうですか、じゃ…ライブキャスターはつけっぱにしときますから、あれ?どこに行けばいいんですか?」
「とりあえず、あたし達が最初に会ったエレベーター…」
ワンダーブリッジ。この人は突然に現れた。
あんまりその事を追究して欲しくない顔をしていたので
今まで何も訊かないでいた。多分、何か理由でもあるんだろう、と。
私達はポケモンセンターを後にすると、そのまま東へと向かう。
ライブキャスターから二人の声が響く。
『街見たい』
『うん、なんかチラっとだけど観覧車見えた!見たいよね、シェイク』
「ティアナさんを送ったらまた戻るよ?」
『でも、チアキ?前言ってた話じゃその街の観覧車って二人乗りって話じゃん』
『あんな大きいのに?何そのリア充仕様』
「だからってモミジさん。乗れと?誰が誰と」
「…話が盛り上がってるようならあたし行くわよ?この先だったわよね」
『ティアナさん!突然ですが童心に返って見る気持ちは?』
〈モミジさんが必死過ぎて見てられないですよ…〉
〈奇遇だな、俺も見てらんねーや〉
暫く思案していたティアナさんは、観覧車乗車を承諾してくれた。



二人が観覧車に乗車するまで、モミジと会話。 ふと、モミジが言葉に出す。
「パソコンから見る観覧車ってどうなんだろう?」
「あー…チアキが協力してくれないと景色は見れないかもねw」
「「………」」
〈モミジさん…〉
〈気付いてよ、て言いたいけどな〉
そして、二人して無言でいると、パソコンからチアキ達が現れる。どうやら観覧車に乗車したらしい。
『もしもーし!いい眺めだよ、サイコー!!』
『確かに綺麗…ではあるんだけど、向こうの二人に見えてるの?景色』
見えてません、ティアナさん!見せて下さい。
『大丈夫大丈夫。録画モードにしたんで後で送りますよ』
「あれ?そんな機能…」
「ないよ。チアキめ…裏切ったな」
その間、映っているのはと言えば、チアキの荷物や観覧車の中くらいなモンだった。
そこから聞こえるチアキの歓声が私達を余計腹立たせた。
「ティアナさん、静かだなー。流石大人の女性って感じ」
「確かにねー。ま、決してチアキも悪いヤツじゃないけどwww」
『聞こえてるよー、アイさん。これからティアナさん送ってくから』
「あれ?もう観覧車終わったの?」
モミジと二人で驚いてると、だって中盤から全然こっち見てなかったじゃん、と返された。
それは全くもってその通りなので黙っておいた。
そして、チアキがティアナさんと会ったと言うワンダーブリッジに到着。
「いよいよかー……ティアナさんと会えたってのが信じられない」
『ま、機械越しだけどね。あたしもアンタの顔見たら懐かしかった、色々』
そんなやり取りをするモミジとティアナさん。その横で私達は私達で会話をしていた。
『で、アイさん。いつしましょうか?ポケシフター』
「私が思い出した時」
何か抗議の声が聞こえた気がしたが、あえて無視してティアナさんの方へ向く。
どうやらエレベーターに乗るところだった。でも様子が可笑しいような…。
『アイさん、パソコンから見てどうです?なんか変なとことかないですか?』
「どうって…エレベーターから光が」
「それは問題ないってティアナさんが」
「モミジ…これって」
「帰るんだよ、ティアナさんが。私もよく知らないけど」
言って、ティアナさんがエレベーターに消えた。
その様子を見ていた私達三人は、暫くの間誰も言葉を発さなかった。
このままずっとそうしてる訳にもいかない。私はチアキに一声掛ける。
「一旦切るけどいいよね?」
『あ、うん。ね?モミジさん…ティアナさんって何者なの』
「…また会う事あったら教えてあげるよ」
そこでチアキとの会話は途絶えた。
「どうしよっか?私はさっきのバトルのリベンジしたい」
私がそう言うと、モミジがこっちを向く。
「じゃ、バトルする?また私が勝つけどね!」
「ないよ。今度は本気出すしね」
そして、モミジとの二回目のバトルへ…。


あとがき
モミジ以外のトレーナーの名前に関して突っ込んではいけませんw
察しのいい方は大体予想されてるだろうけどその通りですw
寧ろポケモンの名前だよね!突っ込んでいいのは←
[ 2011/03/26] その他SS |