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書くよw

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ところでそろそろゆるゆりSSカテゴリ作った方がいいと思う。
多分これから更新するのはゆるゆりが主になってくだろうし。

このSSが書き上がる頃にはもう出来てるかもしれない。
では続きからどぞ。
【Open the heart wide.】

珍しく私よりも早く先に部室に行ったあかりちゃんは
私が部室に着いた時にはすっかり眠っていた。
まるで何も知らない純粋な子供のように眠るあかりちゃんに
私は悪戯したい衝動を抑えながら、起こすことにする。
いくらコタツの中とは言えそのままだと風邪を引いてしまう。
「あかりちゃ~ん!アッカリーン!起きてー、放課後だってば」
早く起きないとマジで悪戯しちゃうぞ☆
とは言わないで軽く揺すってるとあかりちゃんは起きてくれた。
「わっ!ち、ち、ちなつちゃ……な、なんで!?」
「なんでってここ部室だし、寝てたのあかりちゃn」
「見た!?」
「え、何が。寝顔なら見たけど?」
「…~~~///!」
何か可笑しい。いつものあかりちゃんじゃないような。
いつもの?もしかして。恐る恐る後頭部を見てみる。
たんこぶらしきものは見当たらない。
と、そんなことを考えていると結衣先輩達がやってきてくれた。
「ごめん、遅れた」
「ちなっちゅ~」
「ちょっと京子先輩、今それどころじゃないです」
「どうかしたの?ちなつちゃん」
ああ、結衣先輩…やっぱり貴女は優しいです。
京子先輩は結衣先輩の爪の垢でも飲んでればいいんだわ。
「おう、あかり。どうした?こっちじっと見て。さては京子たん可愛い♪とか思ってる?」
「ねーよ」
「そうそう。あかりちゃんがどこか可笑しいというか…」
「可笑しいって?具体的にはどんな感じ」
「いつかの京子先輩みたいに様子が変といいますかなんといいますか」
「それじゃあれじゃね?またどこかにぶつけたとか」
「私もそう思ったんですけど、たんこぶありませんでしたよ?」
「「うーん……」」
ふとお茶を入れてないことに気付き立ち上がる。
「お茶入れますね」
「あ、あかりも手伝うよ!」
「え!?いいよ、別に。どしたの急に」
「だってあかりが変だって言うんだもん。どこも変じゃないのに」
「よし!あかり、変じゃない証拠を見せてみろ!!!」
「京子…お前はいつも突拍子ないな」
苦笑いを浮かべてお茶の準備を始める。
ちらっと横目であかりちゃんを伺ったが目を逸らされてしまった。
「変じゃない証拠とかは分からないけど…あかりが思ってること言えばいいの?」
「おー!面白い。あかりに思うことなんてあんのかー」
お茶を入れて戻って見ると、いつも通り京子先輩があかりちゃんで弄っている光景が。
だけどやっぱりあかりちゃんは少し違っていて。
「あのね…結衣ちゃんは結局誰が好きなの?」
「え?」
「……おおぅ」
「あ、あかりちゃん!?」



「だって結衣ちゃん、京子ちゃんをしょっちゅう泊めてるし…ちなつちゃんにはキスするし」
「(おい、結衣。あかりが可笑しい)」
「(それはとっくに解ってる。つーか、今ピンチなのは確実に私だからな)」
「結衣ちゃん…」
「あ、ああ。えと、言わないとダメか?」
「それはそうだよ。だってこのままじゃ―」
「あかりちゃん、ちょっと落ち着こう!うん」
「落ち着いてるよ?だから言ってるんだもん」
このままじゃあかりちゃんに何言われるか。そもそもこうなった原因を早く見つけないと。
「仕方がない!結衣の好きな相手じゃなくて、私の好きな相手だったら教えてやろう」
京子先輩に思いっきり視線を送られてきたような気がするけどスルーする。
折角淹れた四人分のお茶もいつの間にか冷めてしまっていた。
「京子ちゃんの好きな人って…前自分が一番って言ってたよね」
「おっとそれは言っちゃいけないぜ、ベイべー」
「何キャラですか」
というか、なんであかりちゃんはこんなに……
送った視線がぶつかった。ちなつちゃんは、とあかりちゃんが声を掛ける。
「結衣ちゃんだもんね…」
「え!ああ、うん」
その台詞を言ったあかりちゃんが少しだけ寂しく思えたのは気の所為だ。
「てか、あかりは?やっぱみんな大好きーってオチなのか?んん!?」
「ああ…前に言ってたヤツか」
「え?あかりの好きな人、知りたいの………?」
「え!?ちょい待ち。みんな大好きーは!?」
「そんなんじゃないよ」
予想外の答えに京子先輩が動揺している。
でも今あかりちゃんの様子が可笑しいことは承知の上なのだから
通常とは違った答えが返って来ることは判って欲しいものだ。
「それで?あかりちゃんの好きな人って?」
「ちなつちゃん」
「うん、で?好きな人って?」
「だからちなつちゃんだっ」
――スパーン
「赤座さんいる!?」
「綾乃ちゃん、ここ入る時くらい静かにしないとー」



「ごめん、つい癖で…っていた!赤座さん」
「なんだー?綾乃ー。うちのあかりに何か用かー?」
「えっとなぁー、話すと長くなるんやけど…赤座さんの様子がいつもと違ってたやろ?」
杉浦先輩達のいつもの乱入で、かなり大事な部分を聞き逃したように感じる。
あかりちゃんは誰が好きって言ってたっけ?
………いいや。考えないでおこう。
「確かに何か可笑しいんだよな。たんこぶはないんだけど」
「何々?綾乃達何か知ってるの」
「今日、会長が休みなのよ、風邪で」
「うん?そうなんだ。それで?」
「西垣先生が新薬を試す相手がおらへんって言っててな……」
「あ、あー…そっか。普通に考えればそうだよな、先生しかいないよ」
「私達もそれさっき聞いたの。これ、元に戻す薬らしいわ」
「綾乃ー。ちなみにこの薬ってなんなんだ?あかりがあかりでいさせなくなる薬?」
「そんな具体的な薬じゃないわよ!確か……」
「キャッチ&リリース君一号やって言うてたで」
「「「……」」」
話を聞くと要するに、堪っていた色々な感情が言葉に出やすくなる薬らしい。
まだ試作段階とか言ってたけれど、西垣先生はもう充分にどこかに訴えられてもいいレベルだと思う。
先輩達は薬を置いて生徒会室に戻り、私達はというと
早くあかりちゃんに薬を飲ませたくて仕方がないのだが。
「西垣先生の薬だよね、正直飲みたくないよぅ…」
「大丈夫だ、あかり!それは誰もが思ってることだから」
「じゃ、京子ちゃんが飲む?」
「それじゃ意味がない!!!」
「けど、どうする…?あかりがこのまま飲んでくれなかったら」
「結衣さんはそんな恐ろしいこと想像しちゃうかい」
「悪かったな」
だけど自然に飲ませる方法なんてそう簡単に。
そう思いかけた時、目の前の湯呑みが目に入った。
「お茶冷めちゃいましたね。入れ直してきます」
「あ、悪いねーちなちゅ~」
何も気付いていない京子先輩を無視して、お茶を入れ直す。
ついでにあかりちゃんの分には、例の薬を入れて。
「あかりちゃん、全部飲んでね!」
「えへへ、もちろんだよ~」
……元に戻ったらどうなるのだろう。
そこら辺までは聞かなかったけれど。きっとあかりちゃんは何も覚えていない。
「つーか!時間早っ!もうこんな時間だー。あかり、お茶飲んだかー?」
「……ふぇ?あれ?」
「あかりは今日も空気だったなー」
「あかり、空気じゃないもん!!!」
「あ、戻ってる」
「一時はどうなることかと…」
帰り道。
必然的にあかりちゃんの隣を歩いていた私はあかりちゃんに声を掛けられる。
「別に言うつもりなかったんだぁ」
「へ?何が」
「だってあかりは応援するって決めたから。頑張ってね!」
そう言って結衣先輩達の方へ走って行くあかりちゃん。
言うつもりなかった?
………。
―――それで?あかりちゃんの好きな人って?
――ちなつちゃん


あとがき
もっとコンパクトに纏めようとしたんだけどね!
なんで長くなったし。
短すぎるのよりはいいかもですががががry
あー、もっと何か書きたい。
[ 2012/01/04] ゆるゆりSS |