
もう二月入ったとかー。
時間早いなぁ。
続きからちなあか。
時事ネタじゃないっす。
【居心地のよさってその人で違うじゃない】
例えばの話。
今ここにあかりちゃんがいたとして、私はまた練習と称してあかりちゃんに百面相させるのだろうか。
百面相している彼女がどうとか、それが問題じゃない。
問題なのはやっぱり私がどうしたいか、だ。
☆
結衣先輩と両思いになりたい。別に間違っちゃいない。
間違っちゃいないけれど、あかりちゃんとあの夏の日の
一番最初に練習した日のことが未だに頭から離れられない。
結衣先輩に見られたから?
それはとっくに考えたことだ。誤解もといたし。
じゃあなんで?
答えは見つかっていない。
考え過ぎると眠れなくなる。明日も学校だし、早く寝ることにした。
―――
――
―
早く寝ることにしたつもりだった。
あれから一時間近くゴロゴロしてるかもしれない。
こんな時間じゃ、どの道あかりちゃんは夢の中だろう。
…あかりちゃんは?
なんであかりちゃんが出て来るの?
思いっきり布団を被って朝が早く来るよう祈った。
☆
結局のところ、翌朝は物凄く寝不足になった。
こんなんじゃ京子先輩のことを笑えないけれど。
登校中、眠くて眠くて教室までの記憶がいまいちなのだ。
HRが始まるまで自分の机で少し寝ておく。
正直あまり寝てはいられなかったけれど。
☆
「ちなつちゃんのツインテールってなんでも飲み込むんでしょ?」
「貴女何考えてるんですの」
「ふっふっふ…勿論!向日葵の消しゴムを飲み込むところを見」
「なんで私のですの!?」
「まあまあ、二人とも。ちなつちゃん起きちゃうよ」
「それにしても吉川さん、昨日遅くまで起きてたのかしら?」
「見たいだよぉ。学校来る時フラフラしてて危なかったから、あかりが手を引いて来たぐらいだもん」
「へー、そうなんだ」
☆
分かってた。
あかりちゃんに手を引いてここまで来たことくらいは。
ただどうしても頭では先輩に抱きついて行きたかった、と思ってる自分がいて。
どれがホントの自分が分からなくなってきた。
HRが始まる数分前。私は色々ぐちゃぐちゃな頭と共にうっすらと目を開けた。
それに気付いたあかりちゃんはおはようと言って笑う。
今は眠気も相俟ってあかりちゃんのその笑顔が見れればそれでいいかなと思う自分がいたり。
うん、いいよ。今はまだ。
「おはよう」
あとがき
おはようちなあか。
先月一本も書いてないと思ったので今月は何本か書いていきたい願望。