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ぴくしぶ





松さんおめでとう!

続きからネ申こと松さんの誕生日記念に送りつけたSS載せておきます。
反省?してないよ。
去年の見ないと分からんかもwwwえ?見ない??
yryrxpkmn続きからどうぞ。
【そうだ!生徒会を頼ろう・前】

そして今夜も更けていく。
いっそあそこで終わってくれれば楽だったのに。
京子はガラにもなく、そんなことを思いながら家路に向かっていた。
勿論、姿はあかりのままなのであかりの家に。
と言うのも。
プルルルル……
「結衣ー電話」
「っつっても今の私が出ても…大丈夫か、京子だし」
京子だし。
その部分を聞いたちなつが思いっきり反応したが、あかりは見ないフリをした。
「でんわ?」
その間にもおだんごと遊んであげたりしていたが、京子姿の結衣の驚きによって会話は一時中断した。
「どうしたんよ」
「あかねさんからだった。泊まるのは構わないけど、明日の制服とか持ってくって」
「「え゛」」
ハモったのはちなつと京子である。
あかりの姉、あかね。美人ではある。黙ってれば。
実情は只の行き過ぎの妹大好きの変態さんである。
あかねの本性を知るは立ち入り禁止と書いてあるにも関わらず勝手に彼女の部屋に入った京子と
以前、あかりの家に泊まりに来たちなつが得体の知れない恐怖をあかねに植え付けられたこの二人だけ。
「私行くよ?あかりの制服と荷物取りに」
京子は自然と口から言葉が出ていた。
「でももう夜だよ?京子ちゃん」
「大丈夫だって!てか、あかりはちなつちゃんの荷物どうするか考えれば?」
「う」
チラとあかりとちなつは顔を見合わせるのであった。



おだんごを一人きりにしては何するか分からない。
でも幼馴染と後輩が春先とはいえ夜出歩くのは忍びなかった。
「うーん」
「だ、大丈夫だよ、結衣ちゃん!何かあったら電話するし」
「そうですよ!私も行くんですから何もないです!」
そう言ったちなつの、もといイーブイの顔は怖かったが敢て口にはしない。
「ねえねえ、はやくいかないと…きょうこ、もういっちゃったし」
「そう…だね。行く?ちなつちゃん」
そう声をかけながらちなつを抱き上げる。もう手慣れたものだが、今回ばかりは不満なようである。
「私が持ってきたトートバッグがあるから!そこ入れて運んでよ…堂々とこの姿見せる気じゃないでしょうね」
「あ、うん解ってるけどぉ。ちなつちゃん温かくて」
一方で。
あかりの家に無事到着していない…京子がここに一人。
原因は目の前にあかねがいるからに他ならない。
「あk…お姉ちゃんびっくり!どうしたの」
「どうしたのじゃないでしょ?私が持ってくって言ったのになんでこんなところにいるの、もう」
「えーっと…だってぇ」
「だってぇじゃないわ。もしあかりに何かあったら私…」
(相変わらずだな、あかりの姉ちゃん)
京子はそんなことを思いながらあかねから荷物を受け取る。
無論、あかりの真似は終始徹底してやり遂げていた。
……。
家に残った結衣とおだんごは京子の荷物を確認していた。
「いいの?かってにこんなことして」
「平気平気。あ、やっぱり」
出て来たのは七森中の制服だった。
別に驚きはしないが、逆に制服が入ってなかったらそれこそ面倒だったな、と結衣は思っていた。
暫くしてあかりの姿をした京子が騒がしく帰ってくる。
「いやー、びっくりびっくり!途中であかねさんにばったりだよ」
「そうか、どうだった?」
「元気だった」
「んなこと訊いてんじゃねーって」
と、そこにあかり達も帰ってきた。
「あーあ、なんか変にお姉ちゃんに怪しまれたし…あかりちゃんの所為だー」
「え!?あかり、ちゃんとちなつちゃんの真似したじゃ……」
「真似ればいいってもんじゃないの!頭撫でられて喜んでんじゃないわよ、もう」
「ほほう。あかりは頭撫でられたいかー。さすが犬」
思わず溜め息が出そうになるほど賑やかになって来た。



「ねえねえ」
一息つこうとした時に、おだんごの声が聞こえる。
「お、なんだー」
「ちなつのおねえちゃんってどんなひと?」
「へぇうあ!?わ、私??」
「だってきになるんだもん」
「そ、それじゃ仕方ないわね」
―ちなつちゃん、嬉しそうだねぇ~
―別にそんなんじゃないってば!
「へー、あかりとちなつのおねえちゃんはおともだちなんだね」
「ま、まあ…そうなるのかな」
一見疑問符を浮かびたくなるちなつ。それも仕方ない事だ。
ちなつの姉、ともこは顔に出やすい。とにかく出やすい。
態度に出過ぎなのである。そして変t…ゴホン。あかねさん大好きである。
要するに想いは一方通行。南無。
直接聞いた訳じゃない。見てて解ってしまうのである。
「ちなつちゃん?」
「なんでもないよ」
なんでもなんて事はない、けれどこう答えるしかなかった。
「で、だ!これで皆揃って明日を拝める訳だ」
「元に戻る方法どうにかしませんか?ダメですか、京子先輩の頭じゃ」
「ま、まあまあちなつちゃ…うわっ!」
宥めようとしたあかりにちなつは体当たり。単に八つ当たりに過ぎない。
忘れようにも明日は月曜なのである。
学校がある。自分は行けない恐れがある。そんなのはゴメンだ。
「でも冷静になってみれば、私の姿のおだんごが学校に来るのは無理があるよな」
「大丈夫だって。私がいるし!」
「だから大丈夫じゃないんだろ」
「あれー?」
と、そこへ。
「私は意地でも学校行きますよ。あかりちゃんだけじゃ不安」
「え、えぇー!?あかり、そんなに頼りない?」
「うん。てかさっきのお姉ちゃんの件、忘れた訳じゃないでしょ?あかりちゃん」
「そ、それはぁ」
「それじゃ、あしたはみんななかよくがっこうだね!」
呑気な声のおだんごがこの場を一斉に支配した。



「ぶっちゃけた話だけどさ」
「なんだよ結衣にゃん」
「結衣にゃん止めろ。このまま明日になって誰にもバレないでいるのは難しいよな」
「そうだよねぇ」
元に戻ろう、なんてもう頭にない四人は明日の事にシフトする。
どうやって切り抜けるか。そもそも切り抜けられるのか。
切り抜けられないなら。
「もういっそバラしちゃおうぜ!私は京子ちゃんなんです☆ミ」
「嫌です」
どっちにしろ、誰かには話さなきゃいけない。
そう考えていた結衣は、生徒会組が妥当だろうと思って…一つの懸念を口にする。
「西垣先生には話したくないよな……?」
「「「!?」」」
「だあれ?」
反応はおだんご以外同じだった。
「うわあ…一瞬、西垣ちゃんならこの状況なんとかなるかもとか思っちゃったよ、わたしゃ」
「京子ちゃん、怖いこと想像しないで」
「でも西垣先生って生徒会室よくいませんか?」
「ねえ、ゆい。にしがきせんせいってだれー?」
結衣はおだんごの問いにダメな大人の見本、と答えてちなつが言った生徒会室の事も考える。
「もう生徒会の皆をごらく部に呼んで話すとか」
「果たし状送るのか、任せr」
「お前は大人しくしてろ。明日の朝は早く起きて学校行こう。じゃないと呼び出すにも大変だし」
呼び出すだけなら簡単。
それぞれクラスは一緒だし、仲も良い。
ただこの入れ替わりの状況で黙って呼び出す事がまず出来ない。
結衣はあかり姿の京子を見て溜め息を吐きたくなる。それはあかりにも迷惑になる。
「はぁ…これでおだんごの件もあるからな…」
「聞こえてんよ、結衣にゃん」
「聞こえるように言ったからな」
あかりはその会話を黙って大人しく聞いているちなつに寒気を感じながらも
己の睡魔と闘っていた。もう九時は回っている。
「あかりちゃん、眠いなら我慢しないで寝れば?」
「う~ん、でも…」
ここから先のあかりの記憶は曖昧だ。ちなつに言われ、何かの糸が切れるように眠ったらしい。



一番早く眠ったのなら一番早く起きれる。
そう自覚していたあかりは、既に起きていた結衣とおだんごに多少なりともびっくりする。
「おはよう…結衣ちゃん、おだんごさん。早いねぇ」
「あかりおはよう」
「おはよー」
聞くところによれば、おだんごに学校にいる間は出来るだけ何もするなと言っていたと言う。
「それって結衣ちゃん」
「まあ、どこまで出来るか分からないけどな。まずは」
生徒会の皆に。 あかりもそれに頷いて、傍で寝ていたちなつを見る。
「そろそろ起こした方がいいのかな?」
「そうだな、悪いけどあかり。二人を頼む。私、朝の準備するから」
「うん、任せて」
「ゆいー、わたしもてつだう!」
そんな会話を残して、結衣とおだんごはキッチンに消えて行った。
あかりは改めてちなつと京子を見、どう起こしたものかと考える。
ちなつはとにかく、京子は普通の起こし方じゃ起きない。
解っているのだが、身体は自分のものだ。変な事はしたくない。
(…うーん)
気が付いたらイーブイの耳の部分と、あかりの頭のお団子部分を同時に引っ張っていた。
「って!京子ちゃん頭のお団子解かないで寝てたのぉ!?」
もしかしたら昨日もそうだったのかも知れない。
あかりは心で涙しながらも、未だに幸せそうな顔で寝てる幼馴染を見て溜め息を吐くのだった。
「痛い」
「え?」
「だから痛いよ。耳取れるってば、あかりちゃん!」
「わっ、ごめんねぇ…ちなつちゃん。おはよう」
持っていた耳を離しながら、挨拶ついでに頭を撫でてみる。
「何?あかりちゃん。あ、おはよう」
「えへへ。なんでも。それより京子ちゃんも起こさないと…」
「まだ寝てるの?京子先輩は」
苦笑いであかりは返しつつ、京子を見る。
お団子を引っ張る力は変わっていない。むしろ、ちなつが起きた分強くなっている。
「さっきから引っ張ってるんだけど起きなくて」
「ふーん……私が起きた時からあかりちゃん、私の頭撫でてるよね?」
「ふぇ!?あ、そうだったねぇ。つい気持ち良くて」
「ついじゃn」
「団子取れる!引っ張んな、あかり」
京子がやっと起きてきた。



「あ、先輩達はともかく、櫻子ちゃんや向日葵ちゃんは電話しないとマズいんじゃ」
朝ご飯中、口を開いたのはちなつだ。ちなみに生野菜を食べながら。
「うん?あの二人がなんだって??」
「や、あかりちゃんなら分かると思うけど向日葵ちゃん低血圧で朝が弱いって言ってたじゃん」
「あ…そうだねぇ。遅刻ギリギリに来る事もあったね」
「櫻子ちゃんはあの性格だから、向日葵ちゃんに一言何か言われないと学校自体行かないし」
そもそも二人が別々に登校してきたところを見た事がない。
朝早くに話を付けるなら、連絡しておいた方がいいだろう。
「それじゃ、綾乃達にも電話しておいた方がいいな」
「はいはーい!さくっちゃんとひまっちゃんには私が。綾乃と千歳には結衣が電話な」
「え、京子ちゃんが電話するの?」
なんだよ、不服か?と言う京子に、不服だらけだよとは言わずにいたあかりであった。
「でも、なんて言う?下手に言うとまたごらく部の下らない活動と思われるぞ?」
「下らなくないぞ、ごらく部の活動は!」
「どこがですか」
「まあまあ。それより、電話するだけしちゃわないと時間なくなっちゃう」
時間は早い方だ、普通に登校する分には。
普通じゃないのはこの場にいる四人と一匹が重々承知だった。
「さて、電話するかー。結衣もちゃんと電話しろよー?」
「その言葉、そっくりそのままお前に返す」
あかりは食器を片付けながら、そんな二人の会話を耳におだんごを視界に捉える。
「おだんごさん、ダメだよ!制服脱いじゃ」
「えーだって」
「大丈夫だよあかりちゃん。身体は結衣先輩なんだし」
「ちなつちゃん、それ全然大丈夫じゃないからね!?」
「身体は結衣先輩なの!解る?この意味」
「…結衣ちゃんが変態さんに見えるだけだね」
「結 衣 先 輩 が 変 態 な 訳 な い で し ょ 」
「二人共ー、声のボリューム下げてー」
静かに片付けを再開するあかりだった。
途中でまたおだんごが制服に手をかけていた様子が入ってきたようにも見えたが
あかりはもう見ないフリをした。
怖い。
そんな思いが強かったからである。
(はぁ…変態さんはちなつちゃんなんじゃ)
「とりあえず話はしておいたよ。来てくれるかは本人次第かな」
「えー?私は必ず来てくれるように電話したぞ?何やってんの、結衣にゃん」
「必ず、ねぇ。ホントだろうな」
おうよ!と答える京子は、おだんごに何やってんの?と尋ねる。
「何って?」
「うわっ!早く制服着r…手伝うから早く着ろ」
準備が完了する頃には七時を少し回ったところだった。
「早っ!こんな時間に学校行くとか普段しないから変な感じ」
そして一行はマンションを出て、学校に向けて歩き出した。



「なんだったのかなー?あかりちゃんのあの電話」
「分かりませんけど……緊急事態って言ってましたし、急がないとヤバい事だけは確かですわね」
「まだ寝てたいのにー」
「いや、そこは起きてなさいよ」
眠そうに学校へと足を運ぶ櫻子と向日葵。
『緊急事態なの!櫻子ちゃん、力を貸して。え、向日葵ちゃんもいる?じゃ一緒にごらく部に来て、早くね!』
「やっぱりあかりちゃんって裏で悪と戦ってたのかな」
「…ないですわ」
京子からの電話を思い出しながら、二人は交差点へと差し掛かった。
「あれ?」
「大室さんに古谷さんや。今日はえらい早いなぁ」
「おはよう、二人共。早いのね」
「先輩達こそ…もしかして生徒会の仕事、ありました?」
「いえ、それは大丈夫よ。ただ……」
「歳納さんがピンチやねん」
「「はい?」」
別に早く学校に来るつもりなんてなかったんだけど、と綾乃は口を濁しながらも語り始める。
朝早くに電話、非常識だと思いながらも出てみたら存在自体が非常識の塊の歳納京子だった。
「納得だわ。千歳のところにも来たって言うし」
「へー。こっちはあかりちゃんから電話来たんですよ?何かあったんですかね、ごらく部」
「とりあえず行って見よか?」
「はーい!」
生徒会組も揃って学校へと向かう。
またろくでもない事を企んでるのなら止めなければいけない。
そう思う綾乃だが、ごらく部の活動を止めようとして止めた例がない事は自分がよく判っていた。
ふと。
「歳納京子達が仮に先に来ていたとして、どこから入ってる気かしら?」
「せやなぁ。門の鍵ってまだ閉まってる時間やもんね」
「そうなんですか?」
「そうでしょう、こんな時間なんですから。と言う事は正門で待ってたりしないかしら?あの先輩のする事ですし」
「……頭痛くなって来たわ」
そんな会話をしながら、四人は学校に着く。
「正門にいるのってさー」
「止めて、大室さん。分かってるから」
そこにはごらく部の面々がハッキリと見てとれた。
生徒会副会長の頭痛がひどくなった気がした。
そんな様子も知ってか知らずか、ごらく部がこちらに気付いた。
一旦、顔を合わせた生徒会の四人は
覚悟を決めて学校の正門前へと行くのだった。



考えなしに出て行った結果がこれである。
学校の正門前で立ち尽くしたごらく部は、生徒会の皆が来るのをひたすら待っていた。
「あと少ししたら誰か来るだろうけど」
「いやいや、そんな待てない!私も、おだんごも。だろ?」
「うん、はやくはいりたい!!」
無邪気なおだんごに苦笑しつつ、あかりは前方に目をやった。
「あ!櫻子ちゃん達だよ」
「え!?ホント?やった、これで早く中に入れる」
通学カバンとは別に、あかりの手にはトートバッグが収まっている。
勿論その中にはちなつが。
ここに来るまで満足に顔を出す事すら出来なかったので我慢の限界もいいところなのである。
「結衣、来る途中も言ったけどさ。バラす前に綾乃のギャグで笑うなよ?」
「…………努力するよ」
「なんでそんな溜めんだよ!!!!!私の姿で笑ってんの見るの嫌なんだけど」
「分かってるって。ほら、綾乃達来たから」
若干不満を感じつつも、京子は生徒会組を出迎えようとして止めた。
こんな目立つような事はあかりのする事ではない。
「京子ちゃん、何か失礼な事考えてない?」
ちなつの姿だが中身はあかりに思いっきり抱き着いても何も面白くない。
自然と溜め息が出る。
あかりがそれをどう取ったかは知らないが、綾乃の声に我に返る。
「おはよう。それで?なんの用なのよ、こんな朝早くに」
「おはよ。とりあえず中入りたいんだけど…」
自分に向けられた挨拶ぐらい理解していた結衣は、ボロが出ないようには
京子の真似をして言葉を紡ぐ。とは言ってもそんなもの必要なくなるのは分かってるのだが。
「それじゃ、裏から入ろか?なんやドキドキするなぁ」
「もう、今回だけなんだからね!次からは罰金バッキンガムよ」
「バッ………」
「京子ちゃん!」
噴き出しそうになった結衣にすかさず京子が抱き着く。
(耐えろ、まだ耐えてくれ、頼むから)
傍にいたあかりは京子の小声で訴えてる様子を、聞いてしまった。
トートバッグからは負のオーラが出ている。
それには気にしないことにした。
裏に回る道中、会話がなかった訳ではない。
だけれど。
「ごらく部に着くまで何も聞かないで下さい」
「えー、あかりちゃんがそう言うなら聞かないけどー」
京子の迫真の演技で何事もなく校舎に着いたのである。
そして、場所は旧茶道部。
現在はごらく部と称して好き勝手使っている部室である。
「じゃ、話は中で」
「え、ええ」
どこからどう話せばいいだろう。
それより大人しく一から十まで話せるか不安だった。



「えーと、つまり?」
「私がお前でお前があいつであいつが貴女で…」
「???」
なんで京子なんかに説明を任せちゃったんだろう。
結衣は心底後悔しながらも、あとには引けない状況に頭を抱えるしかなかった。
「しょうがない。前に使ったあのお面を使うか」
「いや、あの赤座、さん?」
「だから京子だって。あ、あったあった」
なんでまだ持ってたのか知らないが、京子お手製のお面はそれぞれの頭に被られることになった。
「あかりの、これおちゃらけた顔のやつだ」
それを手にしてるのはちなつである。ますます生徒会組の混乱は増すばかりである。
「新しいお面も作らないとなー。おだんごの」
そう言って慣れた手付きでパパッとお面を作る京子。結衣姿のおだんごに被せる。
「ちなつちゃんは頭じゃなくて胴体に巻こうね!」
「………勝手にして下さいよ、もう」
「えーと、つまり?」
綾乃は訳が判らなくて二回も同じ質問をしてしまっていた。
「てか、これなんですか?変な生き物」
「へんじゃないよ!ポケモンだもん」
「うわっ!どうしたんですか、船見先輩」
「いや、私こっち」
これ以上は京子に任せるとダメだ。
結衣はこうなった経緯を簡潔に説明した。当然と言えば当然なのだが。
「にわかには信じられないと言うか…千歳はどう?」
信じてくれないとは思っていた。
「うち?うーん……船見さんが歳納さんの身体に入ってるんやろ?」
「え、うん。そうだけど」
「うちは信じるで?さっきから妄想が出来ないんはきっとその所為やもん」
千歳の言い方はあれだったが妙に説得力がある。
「え?じゃあ、マジでポケモン…おだんご?の技で入れ替わってるんですか」
「ど、どうするんですの?吉…赤座さん?」
「ど、どうしよぉ…何かいい案ない?二人共」
「ええー、ちなみにちなつちゃんはどうなの?ポケモンになって」
「 最  悪 」
あとさ、西垣ちゃんに知られたくないんだよー。と京子が言うと
生徒会組皆は同調した。実験すれば元に戻る!なんて言い出しかねない。そして爆発しかねない。
「じゃあ貴女達、今日授業はどうする気?」
「そこなんだよ。今日までに元に戻りたかったんだけど」
「無理だったんですのね」
「ねえねえ、じゅぎょうってなに?」
「いや、おだんごが授業受けてどうすんのよ!てか、結衣先輩の姿で授業受けて貰いたくない」
それにはあかりも同意したいところだが、八時を告げるチャイムが鳴り、それどころじゃなくなった。
―――
――

「どうしよう。助けてよ、綾乃」
「ううっ…赤座さんの姿で言われてもあれだけど、このままってのもよくないし」
「授業中はうちらがフォローしたらええんちゃう?元に戻る方法はゆっくり考えよ」
「それしかないか。あかり達もそれでいい?」
「あかりはいいけど……ちなつちゃんは」
ちなつの方を向こうとしたら露骨に目を逸らされた。
気持ちは分からなくはない、けど。
「ちなつちゃんも教室に連れてっちゃえ!」
「ちょ、櫻子。貴女ねえ」
「いや、いいんじゃない?変にどこかに置いておくよりよっぽどいいよ。ね、結衣」
「ま、まあ」
「…別にいいけど、京子先輩はせめて真面目に授業受けて下さいね、あかりちゃん可哀想ですし」
「うん?京子ちゃんはいつでも真面目だけど」
「嘘吐け」
「うんうん。きょうこはまじめじゃないとおもう」
「貴女、ポケモンに言われたらそれこそ終わりよ」
「ぐぬぬ」
どう転がるか分からないが。
そろそろ一時間目が始まる、一行は部室を出てそれぞれの教室に向かった。


あとがき
続くんですよ。
続くんです。
しょうがないんです。
ネ申が他の子も見たいとかいうから
続くしかなかったんです。
[ 2015/03/04] ゆるゆりSS |