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ぴくしぶ





未定

続きからSS。
りーくる。
あ、原作6巻バレあります。
【君のかわりに、泣いてあげる】

あの日から気付かないフリをしていた。
多分、あたし自身はとっくに知ってて見ないようにしてただけだ。
だけど。
今はそんなこと考える余裕がないのも事実だから。
この荒廃した世界で奴らと―――

奴らとなんだ?

最近は見向きもされなくなったじゃないか。
戦いやすくなった、そう思い込もうとしても無駄だ。
当たり前だ、あたしは奴らじゃない。奴らになってたまるか。
最近こんなことばっかり考える。眠れない日々が続いた。

―――
――


水でも飲もう。
そう思って起き上がると、どうやら一人起きていたようで。
いや、正確にはもうあと一人、になるのか。と考えていると目が合った。
「お、起こしちまったか?りーさん…」
「大丈夫。るーちゃんが寝れなかったのを寝かしつけたところだから」
るーちゃん。
ゆきが置いてきたくまのぬいぐるみをそう呼ぶりーさんに未だに戸惑いを隠せない。
自然に振る舞わなきゃ、と思えば思うほど。
学校で暮らしていた時から一番気を張っていたのは、りーさんだろう。
色々なことがありすぎて、張り詰めていた糸が切れた。
あたしもみきもそう考えてる。
理解した頭とは裏腹、身体は言うことを利かない。
結局のところはゆきにるーちゃんを押し付けてるだけじゃないのかと考えたことすらある。
「はぁ」
「どうしたの?」
「あ、いや。なんでもない。りーさん、水飲む?」
「そうね、いただこうかしら」
「おっけー」
言ってペットボトルを差し出す。自然とりーさんの隣に座りながら、あたしもペットボトルに口をつける。



「ねえ、くるみ」
「ん?何」
「貴女、全くっていいほど泣かなくなったけど…平気なの?」
「へ」
「いえ……あの日を掘り起こすつもりはないのだけど、泣きたい時は泣かないとダメよ?」
あの日。
先輩だった人を初めて●した日。
もう奴らみたいになってたから、●したって言う表現は曖昧かも知れないけど。
そう、あの日からあたしは涙を流してはいなかった。
「…やだなぁ、りーさん。平気だって、あたしh」
「嘘よ。貴女嘘吐く時は絶対目を合わせないじゃない」
「………」
「辛いなら泣いて?スッキリするから、ね?」
りーさんだって辛いくせに。それを言うならここにいる全員が。
何かもう、色々と頭がこんがらがってきた。
横を見ると、りーさんが涙していた。
「ちょ!りーさん、何泣いてんの!?」
ゆき達が寝てるのも忘れて思わず声が大きくなる。
「くるみが泣かないから私が泣くの!」
「だからなんで」
「なんでってそれはこっちの台詞なんだけど」
もう。こうなったりーさんには素直になるしかない。
「わかったよ。その代わり、りーさんが泣きたくなったらあたしが泣くから。これでいいだろ?」
「もう、何それ」
りーさんが泣きながら笑う。あたしも泣きながら笑う。
その日は久しぶりにぐっすり眠れた。


あとがき
初がっこうぐらし!SS。
りーくる。
くるみ一人称安定。
一発書きだから何か変なところあるかもだけど
こっそり見つけたら修正しとくんで。
タイトルは某診断メーカーからお借りしました。
[ 2015/09/15] がっこうぐらし!SS |