記事タイトル考えるの面倒なんd(ry
続きからりーくるSS。
時系列…みーくん加入前。原作バレなし(のつもり)
【赤いなんとかっていい響きだなって】
大分前のことに思えて、実はまだそんなに経っていないのは解っている。
こんな生活が始まってから。
けれど今は。
そんな考えも置いておこう。
もうすぐ見回りも終わりだ。
「ただいまー」
「おかえり、お疲れ様。何か飲む?それとも―――」
「とりあえず水ちょーだい」
「それとも―――」
「水だってば」
最近はいつもこうだ。別に嫌ではないけど
自分からは来ない癖にこの人は求めてくる。
「ねえ、胡桃?お水飲んだら…」
「わぁーってるよ。でも悠里、隣の教室に由紀がいるんだからな?」
「大丈夫よ、多分」
「多分って何、多分って。ホントに大丈夫かよ」
「胡桃は私より由紀ちゃんが好きなの?」
「何言ってんの。それとペットボトル持ってるんだからあんまり近づくなよ」
思わず落としそうになりながらも、悠里の頭を軽く撫でてやる。
それだけでも大分機嫌が良くなる辺り、結構若狭悠里と言う人は単純なのかも知れない。
「飲み終わるまでずっと撫でててー」
「やー、それはどうなの。悠里の方が身長高いんだからさ」
なんて言っても撫でる手は止めなかった。
別に悠里に言われたからじゃない。
撫でられてる時の彼女の顔を見てしまった自分が悪い。
「飲み終わった?」
だから、声を掛けられても一瞬反応が遅れた。
☆
お互い無言だ。
別に決めた訳じゃないけど暗黙の了解ってヤツ。
始めるまでは喋らない。
悠里を見ると笑顔で返される。
その笑顔にどんな意味があるのかと最早どうでも良かった。
悠里は慣れた手付きでソファに横になる。
溜め息が出るくらい自然と手を引っ張られて上に乗っかる。
いつもの流れだ。
あまりにも流れるように誘われるから、全く意識なんかしない。
逆にこっちの方が燃えて来るって言うんだから可笑しい。
もしかしたら突然この部室に由紀が戻る可能性も0じゃないし
奴らがいるのだって解ってる筈なのに。
今は目の前の彼女を食べたい、ただそれだけ。
悠里の至る所にキスを落とす。
その時の顔が可愛くて何回も。
とうとう我慢が出来なくなった。
理性が外れた音がする。
「好きだよ、悠里」
小さく言って、あたしは彼女の制服に手を掛ける。
彼女は何か言ってたか?
もう何も聞こえない。
☆
スパーンっと小気味いい音があたしの頭から聞こえる。
あれ?どうしたっけ。
「おはよう、胡桃」
「おはよ…頭いって…」
「そうね、私が軽く叩いといたわ。胡桃、今日やり過ぎよ?」
「えー…と。よく覚えてないのですが」
「ホントに大丈夫かよって言ったのどこの誰でしょうね」
「………あ、はい」
だから覚えてない。いや、大丈夫云々は言った覚えはある気がするけど。
もしかして、と思って悠里を見るが。
「まあ、いいわ。今日くらい、ね。今度は覚えておいてね」
悠里の言う“今度”はまた凄いことになりそうだ。
そう思っていると。唇に柔らかい感触。
「なっ…」
「何驚いてるの。もっと私に色々してきたのは胡桃じゃない」
確かにさっきまで見ないようにしてきたけど
悠里の身体中あちこちに赤いものが。
あたし、あんなに痕つけたっけ?
つけたのか。
「わり」
と言って、あたしはもう苦笑いを浮かべるしかなかった。
あとがき
どうしようかと思って書き始めたらこんなん出来ました!
なんで書いたし。
まありーくるはラブラブしてりゃいいんだよ!