2017 051234567891011121314151617181920212223242526272829302017 07












おっと!

早ければ今月中にSS10本いっちゃいそうだなぁ。
カテゴリ作ることにはなるだろうね。知ってたよwww
続きからりーくる。りーさんちっちゃいよ、時系列は胡桃噛まれ後、卒業前くらいってだけ。
【寒さを言い訳にして】

夜中に目が覚めてしまった。
悪い夢だとかそんなことはなく、ただ単に目が冴えてしまっただけで。
すると人間は逆に眠れなくなってしまう。
トイレに立とうにも、悠里が起きて来るだろう。
別に大丈夫なのにな、と悠里を横目で見て違和感を抱く。
あたしより身長が高い悠里だから勿論布団一杯まで身体にある筈なのに、何故か。
「どういうことだ…ってば……よ?」
それくらい動揺してたのは仕方ない。
悠里の布団にはちっちゃい女の子が寝ていたからだ。
ちっちゃい女の子?いや、顔を凝視するレベルで見ていてもあれは悠里だ。
そうだ、これは夢だ。タチの悪い夢を見せやがる。
起きればきっと何もかもなかったことになってるさ。
そもそも寝れなくて起きたのに、夢がどうとか可笑しい話だ。全てはこの世界が可笑しい所為だ。
あたしはそれから何も考えないようにしながら朝を迎えた。
出来ることなら、夜中に見た色んなことを忘れたい気持ちだったが。
隣には。
やはりちっちゃくなってる悠里がスヤスヤと寝息を立てているのだった。
そこで気付く。マズイんじゃないか?
あたしが起きたんだ、時期に美紀も起きる。
由紀はとりあえず放っておいて平気だろう。と。
「ふわ…」
悠里が起きた。
何も考えつかないまま、本人と顔を合わせてしまう。
「おは…よう」
挨拶する。
少し警戒してる風だったが、泣き出したりするよりよっぽどいい。
「くるみ…おねえちゃん」
「はあ?」
やべ、声デカすぎた。
美紀が起きる。キョトン顔の悠里を軽く持ち上げて部屋を出る。
なんかいけないことをしている気がして後ろめたいが、そんなこと言ってられない。
扉を後ろ手で閉めて、改めて悠里を見る。
「くるみおねえちゃんどうしたの?」
「ははっ…どうしたの?はこっちが聞きたいんだけどな」
「?」
「なあ。なんで悠里はそんな身体になってんの?」
すると目の前の少女は困った顔をして。
「ゆうりはゆうりだもん」
しがみついてきた。あ、これヤバい。
ヤバいなんて思いつつ、身体は勝手に悠里の頭を撫でている。
撫でるだけならまだセーフだろう。だけど。
「胡桃先輩?何してるんです?」
「わっ」
タイミングいいのか悪いのか、美紀が起きてきた。
そんなことにも全く気付かないくらいあたしは傍から見たら犯罪チックなことをしようとしていた。
いつもの癖だ。誰に言い訳するでもなく、気持ちを落ち着かせる。
言い訳…強いて言うなら美紀にか。でも。
「胡桃先輩、そっちの子どうしたんです?起きたらりーさんもいませんし」
「え、あー…あーうん」
悠里のしがみつきが強くなっている気がする。嬉しいけど、ほぼ我慢の限界だった。
「先輩、何か隠してません?」
美紀が問うもあたしの耳にはあまり届いてなかった。そして。
「おはよー!皆起きてるなんて酷い」
由紀がまだ眠そうに起きてきたので、由紀に言ってやる。
「はよー。いつも一番最後に起きるやつが酷いはねーだろ」
「くるみちゃん酷いー。あれ?その女の子…」
「あ、そうですよ。先輩!どうしたんですか、って」
うっ。逆に説明しなきゃならない状況に追い詰められてる。
仕方ない。
「ゆうりはね、くるみおねえちゃんのおよめさんになるの」
あたしの何かがぶっ壊れた。



「これ、ああ…いやこの子あたしんだから!」
嘘は言ってない、嘘は。あたし悠里大好きだし!悠里だってあたしのこと好きなのは知ってる。
「ああ、もしかしてこの子、りーさん?」
そんな由紀の声に少し壊れた頭が冷やされるのが解る。
なんですぐに解るんだ?
「え?りーさんなんですか?」
「なんですよ。な、悠里」
「うん、くるみおねえちゃん」
「「おねえちゃん!?」」
「あんだよ」
「おねえちゃん!いいなー。わたしも呼ばれたい」
「やー」
「ええ!?」
ちっちゃくなっても悠里は悠里だ。思いきりあたしをホールドして離そうとしない。
そんな様子を見て、由紀は一人いじける。
「由紀先輩?」
「みーくん、わたしの」
「お断りします」
「まだ何も言ってないよ!?」
しかし。落ち付いてきたことは確かだ。
そういえば、まだあたしは制服にも着替えてないじゃないか。
はあ、何やってんだよ。仕方ない。
「なあ、美紀。ちょっとあたし着替えてくるから少しだけ悠…りーさんのこと頼む」
「悠…りーさんって。さっきはっきり悠里って言ったじゃないですか、胡桃先輩」
「え?あれ、そうだっけ」
「言ってたよー」
「……ま、まあ。頼むわ。着替えちゃうから!ってうわっ」
「くるみおねえちゃん、どこいくの?」
いや、無理だろ、これ。こんなにホールド状態が続いてちゃ。
離してくれとか言えないしなぁ。かと言ってこのままでいるのも。
「りーさーん!ちょっとだけわたしと遊んで?」
「え、でも~…………」
「あの、由紀先輩が嫌なら私が相手しますから」
「みーくん酷い」
「胡桃先輩、今の内に」
「悪いな、悠里。ちょっとだけごめん」
そう言ってすかさず扉を閉める。さっさと着替えて戻って来よう。



「りーさんはいくつなんだろうね?」
「由紀先輩?」
「いや、何歳なのかなって。ねえ、りーさん。今いくつかな?」
「8さい」
「てことは!」
「なんですか、いちいち。りーさんもビックリしちゃいますよ」
「10歳くらい若返ってることになるよ、みーくん」
「なんで急に、ってことも考えたいですよね。それと…」
「?それと?」
「朝ご飯どうしましょうね」
「はうぁ!?」
「な、なに…?」
「由紀先輩、過剰なリアクション止めましょう」
―――
――

さてと。
着替えて戻った訳だが。
前よりホールドする力が強いのは気の所為か?
「お前ら何やった?」
「何もやってないよー。それより朝ご飯どうしようってみーくんが」
「それもですけど、りーさんをこのままにしてくのも色々問題があると思うんですけど」
「だよなぁ…どうしよう。明日になったら全部解決してりゃいいのにな」
「そんな都合いいこと起こる訳ないじゃないですか」
あーあ。なんでこんなことになっちゃったかなぁ。
あたしを見上げている悠里と目を合わせる。
修復しかけていた頭がまた壊れる音が聞こえた気がした。
「なあ、悠里。抱いていいかなー」
「なっ…抱い、何言ってるんですか、胡桃先輩」
「え、ちが…抱きしめて!抱きしめてだよ!!」
「抱いてって言ったよね、くるみちゃん」
「由紀は黙って下さい」
「えー」
くっそ、なんで間違えた、あたし。
これじゃただの変態じゃねーか。
「あーもう!今日は何もしない!美紀に全部任すわ」
「ちょ、胡桃先輩!?」
「てことは!みーくんが朝ご飯作ってくれるんだね!」
「作ると言うか用意するだけですが」
視線が痛いがもう気にしない。
悠里を抱きしめるとあったかかった。
何か言いたそうな悠里になんだ?と問いかけてみる。
「あのね、ゆうりね。くるみおねえちゃん、だいすき!」
そして、ほっぺにちゅーされた。
「みーくん。イケないものを見ちゃった気分」
「そうですか、偶然ですね。私もです」
あたしだって。
あたしだってなぁ!
この姿の悠里じゃなきゃ今頃とっくにスイッチ入ってるだろうさ。
いや、もう抱いt……抱きしめてちゅーされてる時点で色々アウトなんだろうけど。
もうどうでもいい。
寒さを言い訳にして悠里の温もりに甘えるのも悪くない。


あとがき
ちっちゃいりーさんが書きたかっただけ。
このあとどうなったか?まあ、各自脳内妄想で補完よろ。
タイトルは某診断メーカーさんから。
最近いいの出なかったからなぁ。
[ 2015/10/15] がっこうぐらし!SS |