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ぴくしぶ





そんな目で見るなぁあぁぁぁぁああ

まあ、続きから何か載せてることだけは確か。

あと1週間で8月も終わり。
【Bad Barthday】

私の名前はローレニコフ・ミューラント。
父はその昔、魔族との戦争で国を救った英雄なのだけれど
私は知っている。一緒にいた魔法剣士が国を救ったらしいことは。
だってウチのお父さんその戦争の時、まだ11になったばかりの天才騎士だって。
まあ、私も年頃だからこのことは内緒にしてあげてるの。
じゃないとお父さんが可哀想だし。・・・ね?

「お嬢様、お友だちがお見えになりましたよ」
声をかけてきたのはこの家に仕えている執事のキューブ。
ここ10日間、メイドのバイト詰めだったから
私は最初断ろうかと思った。・・・日付を見るまでは。
「8月・・・20日。・・・私の誕生日」
どこかの誰かみたいに日付感覚がなくなって来てる気がする。
そりゃ、そうよね。あんだけお仕事・勉強に駆り出されちゃ。
文句?言わないわよ。自分が稼いだお金だし。
私がキレたらキューブがどうにかしてくれるからそれはいいとして。
そう、お父さんにはいつか痛い目に遭わせてあげなくちゃね!

「お待たせ、みんな」
「遅いですわよ、ローレさん」
「なにかやってたのか?」
「うふふっ!広場に向かいながら話しましょうか」
彼女たちは私の友達、順にクリスチーナ、リーゼ、マリー。
誕生日はいつも三人一緒にお祝いしてくれる。
・・・でも年々それがお祝いというかなんというか。
「さて、始めるぞ!ローレ」
「もう、リーゼちゃんたら。まずは誕生日おめでとうでしょ?」
「そうですわ。お誕生日おめでとうございます、ですわ」
「あ、おめでとう、ローレ」
「ありがとう!リーゼ、マリー、クリスチーナ」
「イヤですわ!わたくしのことはクリスで結構と言いましたわ
「抜け駆けか!?クリス!!」
「ダメですよ?ローレちゃんはみんなの物なんですから」
「ちょっと!誰がリーゼさんにもクリスと呼んで結構と仰いました?」
「違かったか?」
「あ・・・あの~」
ヤバイ。みんな、今年はマジだよ。目が、目が、目がイッてる・・・。
早めに理由つけて退散しないとエライ目に遭いそう。
そんな雰囲気を察したのか、リーゼが私の腕を掴んでいた。絶体絶命だーーーーー!!
「オマエだけなんだよ。こんなガサツなワタシに優しくしてくれたのは」
「え・・・えー」
「お願いだ!将来は嫁に来てくれ
「は?え、ちょっとリーゼ??」
「求婚ですわー!許しませんわ!!わたくしだって負けませんわー!!!」
「えっと・・・ローレちゃんは・・・私のこと嫌いじゃないよね??」
「あ、もうちょっとーーーーーー」
なんなの?このラブラブ光線は。私のどこがいいの??
てか、同姓って言うのは無視なの、貴女たち・・・。
イヤ!!早くココから抜け出したい。誰か助けてくれないかな・・・。
「あ・・・ねぇ?ローレちゃん!!ちょっとウチに寄ってかない?」
「マリー!うんうん♪この際どこでもいいわ。私をココから連れ出して」
「じゃ、決まりね
「させない!」
「同じく!ですわ」
「ひぃぃ!」
オーラが・・・ラブラブオーラが怖い。しまった!!逃げるタイミング失った。
どうしよう、もう~~~!私はこんな誕生日迎えたくなかったのに。
「んもう・・・。ローレちゃんは武具に興味ある?」
「え?なんでそんな突然なこと」
「だって・・・ウチの店に嫁いでもらう為にはこっちに来て貰うしかないじゃない
道具屋をやっているマリーのお父さんは、マリーに後を継がせたくて仕方がないらしい。
確か前に話を聞いたことがあるけど・・・。なんでそこに私が出て来るかなぁ??
「ちょっとお待ちなさい!ローレさんはわたくしがずっと目をつけていましたのよ?」
「なんだと?クリスチーナが!??」
「それは初耳ですけど・・・」
「初耳でもなんでもどうでもいいよ~」
「あらやだ照れていらっしゃるの?ローレさん」
「違います」
「わたくしをローザリー家の人間としてじゃなく、一人の人間として接してくれた人は貴女が初めてですわ
「それはワタシも同じことだ!!」
「私だって・・・私にはない凄い物持ってるもの、ローレちゃんは」
もうなにがなにやら。私はなんでこんなにこの三人に好かれているんだろう?
自問自答しても答えなんて出て来る訳がなく。時間だけが過ぎて行った。
やっぱりココはちょっと悪いけど、さっさと離れるのがいいわね・・・。
「おい!こうなったらローレが決めてくれ」



見つかったーーーーーーーーーーー
「さあ!わたくしですわよね?それともマリーさん?はたまたリーゼさん??」
「私だよね、ローレちゃん!!」
「答えなきゃいけないの?」
「ああ」
「・・・絶対?」
「勿論ですわ」
「さあ、教えて
「・・・・・・・・・」
気が付いたら思いっきり逃げていた。どうなんだろう、この行為。
でも安心したのも束の間。三人が追って来てる。マジで??
クリスなんて夏用の可愛いドレス着てるのに、なんて速さ。
ヤバっ!!追いつかれるって・・・。
え~と、この距離で一番近い場所は・・・と。
エヴァさんの教会かぁ。明日からバイト入ってるから
なるべく行きたくなかったんだけどなぁ。この際、仕方ないよね。この状況だし。
そして私は教会に逃げて来たんだけど。やっぱりエヴァさんに捕まって
お祈りさせられてるうちに三人も入って来ちゃって
仲良く四人でお祈り・・・。なんか変だ。しかも三人ともブツブツ言ってるよ?
お祈りって普通無言でするモンでしょーが!!
「ローレはワタシのだローレはワタシのだローレは・・・」
「ローレちゃんは私の虜ローレちゃんは私の虜ローレちゃんは・・・」
「ローレさんはわたくしが貰うんですわローレさんはわたくしが貰うんですわローレさんは・・・」

訂正します。お祈りじゃありません。立派な呪文です、これ。
しかも私限定。勘弁して。神様だって妙な呪文を唱えられても困りますよ。
「まあ、立派なお祈りをありがとう、みなさん」
シスター、貴女の耳はイカれてますか?
あれがお祈りに聞こえるなんて、いや・・・ある意味凄いことかも知れない。

「・・・ただいまぁ~」
「お帰りなさいませ。お嬢様、お誕生日おめでとうございます。旦那様からも・・・」
「全っ然、めでたくな~い!!」
「なっ!?だ、旦那様!お、お、お嬢様がっ!お嬢様がっ!!なんだか不良に~!!」
「そんなんじゃないってば、もう・・・」
「旦那様~!!!」
「うるさいわよ、キューブ」

[ 2007/08/24] その他SS | TB(0) CM(0)

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