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あ、一週間更新してない

らくがきくらいはせめてあげよう。
続きからりーくる。
りーくるだと言い張るよ!
時系列はみーくん加入して間もないくらいか。
【夢がいいとか現実がいいとか決めるのは本人】

これは夢だ。
いつからだったか、はっきりと自覚出来るようになったのは。
いや、最初からだったからかも知れない。
この世界がひっくり返ってから見る夢は、毎回似たようなものばかりだ。
どこか冷静で夢を傍観していると、声が聞こえる。
聞き覚えのある声。
その会話にはあたしももれなく入っていた。
「夢の中まで自分のことなんて見たくねーけど」
思いながらも夢から覚めない限り、出られない。
あたしは大人しく会話のする方へと足を進める。
周りの風景ははっきりとしない。
鮮明なのは人物だけ。
それがあまり気に食わなかった。
それはそうだろう。だってあたしの他には。
あの人がいる。
友達も側にいたけど、主に会話していたのはあたしとあの人だ。
ただの悪夢ですらない。



『ところで胡桃ちゃんさー、あいつどこにいるか知らね?』
『えー…先輩、友達でしょ?あたしより知ってると思うけど?』
『胡桃ちゃん、あいつの前だと乙女なのになー。そこが可愛いのか』
『可愛いとか!先輩に言われるならともかく!!』
『あれ?あいつ何も言ってないの?マジ?』
『……さっさと先輩見つけに行けばどーです?』
やっぱりただの悪夢だ。
こんなの見たくもない。
そんなこと思ってても勝手に夢は進む。
いつの間にか、夢の中のあたしの後ろに先輩が現れる。
『何やってんだよ、お前は』
『何ってお前が何も言ってないようだから、胡桃ちゃんナンパ中ー?』
『はあぁ?』
『いいじゃん、胡桃ちゃん可愛いし。俺だって彼女欲しいの!』
『え、遠慮しときます』
『振られてんじゃん』
『そんなー、胡桃ちゃーん』
勘弁して貰いたい。
夢を見てるこっちも耐えられない。
『あ、えと。大丈夫か?恵飛須沢』
『名前で呼んでやれよ、いい加減』
そうだ、先輩の友達はこんな人だった。



『なあ、やっぱり名前で呼んで貰いたいとかある?』
『え、えっと…』
気付いたら友達の姿はいない。
実質2人きり。
夢の中のあたしがどう答えようが構わないが、さっさと夢から覚めて欲しいのは確かだった。
「心臓に悪いんだよなー。こんなのずっと見てんの。誰か他に出て来てくれればいいのに」
誰か。
思わず声に出てた言葉は、けれど違和感も抱く。
誰かじゃない、明確に悠里に出て来て欲しいと思わなかったか?
何故かなんて考えない。
きっともう答えは出てる筈だし。
『まあ、さ。実を言うと名前で呼ぶの恥ずかしいって言うか…悪いな、その』
『いやいや、いいっす。今のままで全然』
そんな中でも夢は続いていく。
早く起きたい。
もう助けろよ、悠里。
あのあたしをこれ以上見ていたくねーんだよ。
どうせ寝てるあたしはうなされてるんだろ?
お願いだ、気付いて。
あたしを現実に引き戻して。
『なあ、恵飛須沢。俺さ、』
『は、はい!?』
これ以上は聞いちゃいけない気がする。
耳を塞いだ。
意味のない行動だったとしても。
やるのとやらないのとじゃ全く気の持ちようが違う。
せめて、聞こえないでくれれば。
そんなこと今日に限ったことじゃないのにな。
…その時だ。聞こえる。
悠里の声だ。
聞こえるだけで、あたしの意識はまだ覚醒してはくれない。
早く。
もう、こんなとこはいいから。
悠里の顔を見て安心したい。
やがて段々と輪郭が映し出されて行く。
悪夢からあたしは救い出された。



「大丈夫?いつもの夢?」
「うん」
悠里に抱きついて離れないあたしを心配して悠里は優しく声をかけてくれる。
「辛かったわね、もう平気だから」
「ん、ゴメン。悠里の顔見たら落ち着いた」
「そう。もう1回寝れる?」
「あんまり寝たくないけど、悠里が寝ろって言うなら寝るよ」
大丈夫。
悠里と話せば悪夢なんて見ない。
それでもあんなことを言ってしまうのは、甘えなのかも知れない。
「私は無理に寝ろなんて言わないけど」
そう。悠里はこういうこと解ってるから。
あと少しだけ、なんて思えてしまう。
「悠里」
「なあに?」
「そっち行っていい?」
「どうぞ」
いつかあの夢も見なくなる日が来るんだろうか?
そんな日が来ればいい。
「おやすみ、悠里」
「おやすみなさい」
そしてあたしはまた深い眠りにつく。
今度は朝までグッスリと。
夢は何も見なかった。


あとがき
悪夢見てる沢。
先輩の名前が公式で出て来ないので困りものです。
モブキャラにさえ名前あるのにね!
先輩関連はその辺あるんで話広げるの難しい。
[ 2016/04/09] がっこうぐらし!SS |