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ぴくしぶ





ハロイベ

今日はが!のハロウィンイベントですねー。
ま、行かれる方は楽しんで来て下さいな。
続きからみーくるだかくるみきだか。
↑のイベントビジュアルを元に短編、太郎丸は一切出番ありませんが。
【ハロウィンだよ、全員集合!】

「ところで」
「んー?」
「胡桃先輩は運命って信じます?」
「お前からそんなロマンチックな言葉出て来るとは思わなかったよ」
なんて、遠目に由紀と悠里を眺めながら。
あたしはその言葉を反芻する。
運命。
信じたいのは確かだけど。
そんなもん、中々に難しい。
「私達が出逢ったのもきっと運命ってやつだったら素敵だと思いません?」
「どーかしたの?ホント。らしくねーこと言って」
「今の格好も運命なんですよ、先輩。解るでしょ」
「…解りたくないなー。あ、お腹でも冷えたか」
「その言葉、そっくりそのまま返します」
なんて言ったかと思うとウチの後輩は手にはめたわんこの手でお腹を触って来た。
「狼っぽくないよな、それ」
「コスプレに文句ですか?折角お腹をあっためてあげてるのに」



頼んでねーよ。
思いつつも振り払おうとはしない。
決して後輩の手が気持ち良かったとかじゃない。
多分。
「にしても、さ。悠里のアレはなんなんだろうな」
「ミイラにマント、胡桃先輩…マント貸したりとか」
「してねーって」
「本人は満足してるみたいですし、深く追求するのも止めましょう」
「ま、そうだな」
「言いたかったら本人が言いそうですし」
ダラダラと駄弁っていると、由紀と目が合った。
ニヤつきながらこっちに向かって来る。
あいつの言いたいことは解ってる。
だから、先に言ってやる。
「トリック・オア・トリート!お菓子くれよ」
「お菓子はありませんので悪戯しないで下さい」
ぷるぷる震えている。
チワワか、こいつは。
その様子を見ていた悠里もこちらにやって来た。



「トリック・オア・トリート♪」
「悠里、その格好で悪戯やるとかやらないとか解ってるの」
笑顔でトリック・オア・トリートなぞ言って来た彼女に呆れ顔で問う。
そしたら悠里は。
「ん?この包帯の下とか気になるなら取るわよ??」
「いや、ダメですよ。それは」
すかさず突っ込んだのは後輩だった。
「あら、美紀さんヤキモチ??」
「そう思うならどうぞ」
「大丈夫よ、胡桃は取らないから」
どうでもいいが、包帯を取るとあたしを取るをかけているのだろうか。
全く、これだから悠里は油断ならない。
衣装に着替えた当初より、だいぶ熱い。
顔も熱い。
自分の状態を確認したくない。
「くるみちゃん、顔真っ赤だよー」
「うっせ」
そしてこんな時に鋭いのが由紀だ。
どこにも逃げ場がないのは知ってる。
顔を背けるしかなかった。
だけれど。
背けた先に、わんこもとい狼コスの後輩の姿。
こんなの耐えられない。
「あ、ホントですね。先輩真っ赤で可愛いですよ」
うるせーよ。
普段可愛いのはどっちだ。
どっちだよ。
「美紀ー。お菓子と悪戯どっちがいい?」
「また唐突ですね。悪戯ですよ、そりゃ」
「この駄犬。由紀に悪戯されちまえよ」
「え!?みーくん悪戯していいの??」
「嫌ですよ」
「わーん、りーさん。みーくんがー!!」
言って由紀は悠里に泣きついて行った。
改めて美紀を見る。
「あたしはお菓子がいいんですが」
「お菓子も悪戯もあげますよ。胡桃先輩は欲張りですしね」
「いや、そんなんじゃなくてさ」
「…私は由紀先輩でもりーさんでもお菓子とか悪戯とかいらないの知ってます?」
「ま、なんとなく」
「なんとなく?」
「言ってたじゃん、お前」
「はい?」
運命だって。
その通りなんだろう。
隣にいるのが自然と美紀になってるのも。
きっと運命とかいうものの類だ。
「そういうことだろ?」
「もう、先輩はズルイですよ」
そういう後輩の顔はほんのり赤い。
ちょっとだけ勝ったような気分だった。



「へー。スベスベだな、肌」
「何勝手に人の身体触ってるんですか」
「先にお腹触ったのそっちじゃん」
そう言って色々と触り続ける辺り、ダメかも知れない。
一方で美紀は最初こそ注意はしたものの、今では何も言ってこない。
それどころか。
「なんだかんだで1番まともな格好してるの、由紀先輩だけですよねー」
あたしの手の上から美紀が自分のわんこの手を置いて雑談をし始める。
そんな雑談も結局のところは。
「わんこ外さないんだな」
「あとからいくらでも触ればいいかなって」
「あ、そう」
「なんですか?こっち見て」
「別に。このままずっと触ってるのも悪くないなぁって」
「それは流石にないですよ」
「ちぇー」
少し離れたところで話してた由紀達が声をあげる。
くるみちゃん、マント!!
不思議に思っていると、悠里の包帯が1部分取れかかっている。
あんな格好するから。
「りーさんがつけてたマントでどうにかならなかったんですかね?」
「さあ。まあ、呼んでるし行くか」
「そうですね」
2人の場所まで行く間も触ってようとしたけど。
いつの間にか美紀のもふもふの手で、あたしの手を握られていた。
別に悪くはなかった。


あとがき
ハロウィンハロウィン。
若狭があんな格好してんのが悪いよな。
りーくるで行かなかったのはだって他の人が書くでしょ?
もとい描くでしょ?
[ 2016/10/22] がっこうぐらし!SS |