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こうしん。

約1ヵ月ぶりの更新。
高校内のどこかでりーくる。
2人しか出ない。久しぶりに書いたから色々変。
続きからどうぞ。
【そしてあたし達は】

ああ、いつもそうだ。
あたしはいつも間違える。
肝心なところで言うべき言葉とは真逆の言葉を口にする。
「解ったよ、もういいから」
何もよくない。
1回言ってしまうとそこから動けないまま。
結局、どちらからともなく会話は終了している。
「…っねえ、あの」
終了したと思った会話は程なくして続行された。
「何?」
機嫌が悪い。
そんなの自分が1番理解している。
「ごめんなさい。でもね?」
「うん」
「一言謝りたくて」
「別に気にしてねーからいいのに」
出て来る言葉も気持ちも反対じゃ手に負えない。



滅茶苦茶気にしてる、なんて素直に言ってみたいもんだ。
いや、この場合謝るのはあたしの方なんだが。
謝ろうと思って出来た試しがない。
なんでだろう。
悠里相手だとどうしてもこうなっちまう。
静かに溜め息を吐いた。
「それでも、ね。ごめんなさい」
だからいいのに。
何回謝ってんだよ。
口をついて出そうになった言葉を飲み込む。
もう早くあたしも謝った方がいい。
思ってても身体も何も動かない。
「なあ」
「何、かしら」
「………っ」
「く、胡桃!?」
声をかけても次の言葉が出ない。
気付いたらあたしは思いっ切り悠里を抱きしめていた。
それは悠里以上に自分が吃驚する程だった。



「あ、悪い」
「ううん。もう少しこのままでいい?」
「え…いや、まあ悠里がいいならいいけど」
なんて、言っては見たもののちょっと恥ずかしい。
けど。こんな風に彼女の温もりを感じるなら悪くない。
「胡桃は」
「うん、何」
「胡桃はいい匂いするなって」
「なんだそれ」
「あら、匂いって結構大事よ?」
「だからって悠里と同じシャンプー使ってんのに」
そういうことじゃないと彼女は言うが。
あたしはあたしで悠里の匂いは好きだった。
匂いだけじゃない、全部が愛しいのにその全部さえ掴めないまま。
ホント、中途半端だ。
「胡桃、何か悩んでる?言ってね。私でよければ」
「悠里に言って解決出来たらいいのになー」
皮肉めいた言葉も顔には思いっ切り出る。
そっと悠里が目の前に現れた。
違う。
目の前だと脳が認識した時には何も考えられなかった。
何、してんの。
「私、貴女のそんな顔見ていたくないわ」
「あたしも今の悠里の顔は見てたくねーな」
「あら…そう」
言って距離はまた縮まって行く。
この匂いはどっちのだろう。
ぼんやりと、そんなことを考えていた。
「どう?」
「どう、って」
「ああ、えっと。顔。少しはまともになったかなーって」
「そうね。今の方が凄い可愛い」
「そこまで言えなんて言ってないんだけど」
「本当のことなのに」
大好き。
耳元で言われた。
「っもう、いきなり何すんのさ」
「うふふ、あまりにも胡桃が可愛いからつい」
「か、可愛い禁止」
「えー、なんで」
チラッと見ながら思う。
この全身が熱いのも慣れるだろうし、今のうちに言ってしまおう。
「好きだよ」
言ってからすぐさま、悠里の唇を塞ぐ。
心臓が煩い。
永遠とも刹那とも取れる時間が終わる。
離した途端、悠里の匂いがした気がした。
「胡桃のことだからそういう対象じゃないと思ってた」
よく言う。
先にしたのはそっちだ。



「逆にそういう対象じゃなかったらどうしてたの」
「え、それは」
「まあ、あたしは悠里好きだから関係ないけど。もしね」
「やっぱり謝るかしら」
「また?」
「し、仕方ないじゃない!あ、あの時は私も」
「私も?」
「我慢、出来なかったの。なんか変な衝動に駆られちゃって」
そういう悠里が愛しくて抱き寄せる。
腕の中の悠里は若干驚いているようで。
「これからは、さ。我慢なんかしなくていいから…ね?」
「…ん」
目と目が合う。
そこから先はお互い何も言葉はいらなかった。
可笑しかった。
ついさっきまで機嫌悪かった筈なのにな。
今はこんなにも機嫌がいい。
悠里の瞳を見ながらふと思っていた。


あとがき
久しぶりのりーくる。
何がしたかったってなんだろうとしか。
とりあえずイチャつかせよう。
なんて思って書いてたからなぁ。
[ 2016/12/11] がっこうぐらし!SS |