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イブですって。

こういう行事って二次元に限りますよね<挨拶
はい、続きからクリスマスSS。
みんなくるみちゃん大好き。
一部、去年のネタ入ってる。
【めりーくりすます。】

「くるみちゃーん」
「やだ」
「えー!まだ何も言ってないじゃん」
そんなもん、解るからやだと言ってる訳で。
こちらに体当たりしてきた由紀は勢い余って
あたしの方にまでやってくる。
適当に由紀の相手をしようとしていたが。
それは全く出来なかった。しようと思えば出来たんだ。
だけど。
「咄嗟の判断っつーのはこえーな」
「何ー?」
「なんでもねーって」
「そう?ホントかなー?なんでもないなら、お願い聞いてくれるんだね!」
なんて。今1番聞きたくもない言葉が聞こえた。
仕方がない。聞くだけは聞いてみるか。
「いいか?聞くだけだかんな」
「やったー!さすが、くるみちゃんはサンタさんだね♪」



サンタになんてなった覚えはない。
そもそもだ、期待しているのはサンタでなくてプレゼントだろう、こいつの場合は。
「知ってるか?サンタさんはカンパンしかくれないんだぜ??」
「またまたぁ。くるみちゃんならなんだかんだ言ってくれるでしょ?」
「なんだよ、その自信は」
「みるくちゃんはなんのぬいぐるみなの??」
「…」
「……みるくちゃん」
それからのあたしの行動は神速だったように思う。
チクショウ、言う筈ないと思ったあたしが馬鹿だったのか?
「おい、美紀ぃぃいいぃ」
「なんですか?騒々しいですよ。先輩」
「おまっ、お前…話したのかよ?由紀に、あの話」
「あの?」
「みるくちゃんだよ、みーくん」
「ああ。勘弁してくれませんかね。話の流れってあるじゃないですか、それです」
どんな流れで話すことになったのかとかは、もう突っ込まないことにした。



「胡桃が昔貰ったプレゼントの話?」
「うん、そうだよー」
「ねえ、美紀。ちょっとこっちで話いいかな?」
「だから話の流れですってば」
「もうそれは諦めてるけどさー。なんで皆にバレてるのかとかは諦めてない」
そして、さっきからニコニコと煩い由紀にも。
「でも折角のクリスマスだものね。胡桃は何か欲しいものないの?」
「さあなー。そう言う部長達はー?」
「そうね…」
「あれ?胡桃先輩がお姉ちゃんになってくれるものかと」
何言ってんの、この後輩。
てか、これも話したの…美紀のやつ。
もう解る。
このあとの展開なんざ。
「お姉ちゃん!?いいな!みーくん、私の」
「お断りします」
「えー」
「でもあれよね。胡桃はお姉ちゃんって言うよりお父さん…」
「ねえ、悠里さん。怒らせたいの?あたしのこと」
「まさか。私のことはお母さんでいいから」
「いいからじゃねーよ」
「そうですよ。当たり前のようにりーさんと胡桃先輩が夫婦になるのはちょっと」
そっちじゃねーよ。
由紀は由紀でこんなこと言ってるし。
「胡桃ちゃんがお姉ちゃんもいいけどぉ…妹もいいなぁ」
由紀にお姉ちゃんと呼んでと言われた日には全力で拒否する。
あたしが思うクリスマスなんてなかったんだ。
現に欲しいものなんてまるで思い浮かばない。
あるとすれば、それは。
「なあ?真面目にさあ。お前らの欲しいものってなんだよ」
「学園生活部が皆一緒にいることー」
「由紀先輩と同じです」
「皆仲良くが1番よね?胡桃もそうなんでしょ」
「…ちぇ、お見通しか」
叶うならずっと。
こいつらとこうして馬鹿やってたい。
神様なんてもういない。
解ってるけど願わずにはいられないのはやっぱり。
今日がクリスマスだからなのだろうか。
「でもさ。サンタさんは普通お父さんがなるもんだよね??」
「うん?」
「学園生活部のお父さんはくるみちゃんだから、プレゼントは私の読み通りくるみちゃんが、」
「だからやらんて」
「そんなー」
「もうホントカンパンでも食ってろよ。そんなに欲しけりゃ」
由紀に対し、頬っぺたをムニュムニュと伸ばす。
攻撃を逃れた由紀が悠里達に言う。
「りーさんとみーくんはくるみちゃんに欲しいものない?」
「嫌がってますし私は別に」
「胡桃からのキスとか」
悠里は後輩を見習え。



「何言ってんだよ」
「言ってみただけよ?どうせやるとは思えないしね。貴女ヘタレだもの」
「凄い言われようですね、胡桃先輩」
何か言ってやりたかったが、ヘタレ部分は事実でもあるし大人しくしておく。
と、言うかだ。
「今何時くらいだろな。クリスマス終わってたりして」
「え!そんなの困る。まだやりたいことあるのに」
「やりたいことねぇ」
「だって!クリスマスだもん」
「まあ、由紀先輩の気持ちも解りますけど」
「そろそろ明日の為にも寝ないとね?」
悠里が由紀を宥めながら、空を見上げた。
何も見えない。
こんな時くらい晴れていても罰は当たらないのに。
「晴れてればよかったなー」
「ですね」
近くにいた美紀に拾われる。
美紀の方を向くと、目が合った。
「お前、嫌がってますし私は別に…なんて言いながらさ。実はあるだろ?」
「だったらなんです?してくれるんです?」
「欲しいもの次第」
「簡単ですよ。またお姉ちゃんって呼ぶだけです」
「なんだ結局お前、今でもお姉ちゃん欲しいのか」
「どうでしょうね。ヘタレなお姉ちゃんはいらないですよ」
「言ってくれるな、お前」
2人に呼ばれた。夜も遅い、クリスマスも開けるだろう。あたし達は寝ることにした。
明日にはいつも通りの日々が待ってる。


あとがき
学園生活部のクリスマス。
とか言いつつ、去年ネタを挟む辺り。
忘れがちだけど作中ではまだ冬来てない。
冬が作中で来たらどうなるだろう、怖い。
[ 2016/12/24] がっこうぐらし!SS |