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うむ。

ごきげんよう。
続きからくるみきギャグ。
メイン一人称で書いてる恵飛須沢をギャグである程度ぶっ壊すと凄いんだなって解るSS。
恵飛須沢が直樹好きすぎて馬鹿になってる。

【溢れた想いは止められないだろ】

はっきり言おう。
あたしはこの部活の後輩である直樹美紀が大好きである。
今まで態度には出てたかも知れない。
言葉にはしていないだけで。
そろそろ口に出して言おうかと思っていた矢先のことだった。
でも。
ちょっと待って欲しい。
あたしが言うとプロポーズになってしまう。
それはいきなりでも避けなければ。
せめて告白だろう。
幸いにも今はこの部屋にあたし1人だ。
いくらでも練習出来る。
どうせ言うならインパクトが欲しい。
こう、一瞬で記憶に残るような。そんなことを考えながら美紀が座っていた椅子を占拠してポツリと言う。
「確かあったよなー、一億年と二千年前から愛してるみたいな」
「それは流石に引きますよ」



扉が閉まっていたことは確認済みだった筈。
開けた音もあたしが聞く限りじゃ聞いてないんだけど。
いつの間に現れたんだ、美紀は。
一旦正面の方に向けた頭をまた扉に向けて、あたしは全身から血の気が引くのを感じた。
おまけに冷や汗もかいてる。
こりゃやべぇ。
「勘弁してよ、もう。折角いい愛の告白考えてたのに」
「愛の告白考えるのはまあ…いいとして口に出します?そう言うの」
「出す。相手がお前なら尚更だろ?」
「あー、そですね」
思いっきりハグしてやった。
実はこれだけでもいっぱいいっぱいなのだが顔は見られたくなかった。
「美紀あったけー」
「先輩は可愛いですよ」
「は?どこが?」
声が裏返った気がしたがなるべく気にしないようにした。
聞いてるのに教えてくれない。
もう1回どこ、と言う前に1つ後輩の可愛いとこを見てやろう。
それはホールド状態からのキス。



「先輩、馬鹿じゃないんですか?」
「そんなの、美紀がよく知ってるだろ」
あたしは馬鹿だよ。
美紀のことを一億年と二千年前から愛してるくらいには。
「それはそうですけど」
「…ま、あたしのことも大好きなんだ、美紀は。そういう意味ではお前も馬鹿だよな」
「あ、それはないです」
「あれ???あたしのこと嫌いなの?」
「嫌いじゃないですけど、そう言われるとちょっと」
「またまた。由紀とりーさんとあたし、誰か選べって言ったらあたし選ぶ癖に」
「選びますよ?それは」
「ほらぁ!やっぱり。え!?選ぶの?」
なんだ、選ぶのか。
選ぶのかぁ。えへへへへへ。
「先輩、顔の造形崩れてます」
「だっ、だって!お前。それってつまり」
「ああ、先輩的に言うと一億年と二千年前から愛してるですか?」
くそ、これはあとあとネタにされるやつだなー。
でもいいや。そんなことはどーでも。
「美紀、こっちー」
美紀の指定席に腰掛けて膝を叩く。
膝に座らせて甘えさせたかった。きっと可愛い。
絶対可愛い。なのに。
「あ、そういうのはいいんで」
「好きなんじゃないのぉ!!!」
「落ち着いて下さいよ。今の先輩は何仕出かすか解らないですし」
そんなん薄々勘付いてるだろ。
あたしは。
直樹美紀が大好きなんだぞ。
「あんなことやこんなことしたいって思うのは普通だろ!!!」
「途中から声漏れてますよ、先輩」
「なら話は早いな!」
「…早いでしょうけど、その前にいいですか?」
「何ー」
いいから早く。
目で訴える。
それを感じ取ったのか、美紀は溜め息を吐くと続けた。
「今何時だと思います?」
「えー、あ!もうこんな時間かー」
「そうですよ。菜園の手入れを終えたりーさんが戻ってくる時間ですね」
間が悪い。
あと少しでいいから帰って来なくてもいい。
「あーそっかー時間はえー」
「めっちゃ棒読みじゃないですか」
だってあたしと美紀の時間が。
偶然とは言え告白も出来たのに。
何も進んでないなんて。
いや、待て。一気に進んだらそれはそれで怖くないか?
美紀の方を見るとまた溜め息を吐いていた。
あたしはそんな様子も可愛くて抱きしめる。



「美紀ー」
「りーさん戻ってくる頃だって言いましたよね?」
「大丈夫だよ、りーさん空気読める人だから」
「そういうことじゃ………もういいです」
いい、と言われたので遠慮はしなかった。
目が合った瞬間に口付けをする。
何か言いたそうな瞳は見ないようにした。
だってその方が夢中になれる。
「美紀大好きだよー」
「知ってます。そろそろ離れましょうよ」
「て言うけどさ。あたしの首に回された腕は誰のだろうね?」
「~~~」
「美紀、だいす」
「好きですよ、先輩」
うん、あたしは最高にハッピーだ。
明日も明後日も最高にハッピーだ!


あとがき
恵飛須沢が直樹好きすぎるくるみき。
こういうギャグちっくなの書いてるとホント楽しい。
ただギャグにすると恵飛須沢の性格をある程度外さないといけない。
性格を外すのも楽しいんですけどねーwww
[ 2017/02/24] がっこうぐらし!SS |