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ぴくしぶ





サボりすぎw

敗因は右目をやられたことだ、ごきげんよう。
せめて自分の誕生日の日くらいらくがき投下したかったんだけど
悪化されても困るしね。続きから久しぶりな気がするゆきくる。
恵飛須沢噛まれ前のどこか。
【君といる時間は永遠にも感じる】

「なあ」
「なあに?」
「お前さっき行ったよな?トイレ」
「行ったよー。でも行きたくなったんだもん、仕方ないじゃん」
そりゃ生理現象だし仕方ないけど。叩き起こされたこちらの身にもなって欲しい。
「せめてもうちょっと早く…まあ無理か」
「くるみちゃんさっきからそんなことばっかり」
「悪い悪い。でもあたしじゃなくて美紀とか起こしてもよかったんじゃねーの」
「起きなかったんだもん」
「嘘だぁ」
「嘘じゃないよー、みーくん起こすよりくるみちゃん起こした方が早そうだったんだもん」
「へいへい、そういうことにしとくよ。ほれ、トイレ見えて来たぞ」
「うん!くるみちゃんは?」
「あたしのことは気にすんなよ」
いつ奴らが来るかも解らないんだ。



周りに気を張っていながら考える。
あいつはどこかでこの状況を理解している。
そんな根拠はどこにもないし、違っていても別にいいんだけど。時々何もかもを見透かされてるような目をする。
多分そんだけだ。理由なんて。
「くるみちゃんお待たせ~」
「おう、随分待たせやがって」
「ええー!?そんなに待った?」
「って言うのがお約束かなーと」
「もう!くるみちゃん」
「いいじゃねーかよ。こっちは付き合ってやってんだから」
「うっ、それはそうだけど…あのねくるみちゃん」
「んあ?」
「これから少し時間いいかな?それとも早く帰りたい?」
「何お前。こんな時間にどこか行きたいの」
自然と周囲を確認しながら問う。
由紀の目が例の見透かした目をしている。
あたしは断ることなんてしていなかった。
「わーい、ありがとー。くるみちゃん、すぐ終わるから」
少し時間いいか、と聞いておいてすぐ終わる、なんて中々矛盾している。



「屋上?ああ、馬鹿と煙は高いところにってヤツか」
「酷いくるみちゃん!それならくるみちゃんも馬鹿だってなるよ?」
「あたしは煙でいいよ」
「そんな!ってそういう話する為に来たんじゃなくて」
「そーだな。話って何さ」
ちょうどその時、由紀の立ってるところに雲が被った。影を一身に背負った由紀は表情1つ窺い知ることが困難だ。
中々話出さない。あたしはあたしである一点を見ていた。
別に見ようとして見ていたんじゃない。目が勝手にそこに行ってしまった。
「後悔してる?」
「な、にが?」
目線に気づいた由紀が聞いてくる。少し動揺したらしい。言葉がスッと出て来なかった。
「私ね、皆には感謝してもしきれないから」
「そんなこと、ない」
「ありがとう、くるみちゃん」
「やめろよ、調子狂う」
居心地悪くて由紀から視線を逸らす。
その直後に由紀が抱きついて来た。
いきなりでビックリして上手く支えられなかったかも知れない。
「えへへ。くるみちゃんだいすき」
「解ったから抱きつく時は一言言ってくれ」
「あ、ごめんね。抱きつくね」
「おせーよ」
さっきまであった雲はどこかに行ってしまった。
間近で見る由紀の顔に照れ臭くなる。
それにもういい時間だ。
寝よう。
あたしがそう思うのと、由紀が声をかけるのはほぼ同時だった。
「…そろそろ戻ろっか。りーさんに怒られちゃう」
「お前がいいならいいよ」
なんて。寝ようと思ってたのは事実なのに言葉が出ないのはなんなんだろう。
改めて由紀を見ながら思う。
ついでに抱きついている由紀を剥がしながら。
「ダメ?」
「歩きづらいだろ」
「私は歩きづらくないよ?」
「そりゃそーだろ」
「むー。じゃあ、寝る時抱きつく!」
じゃあってなんだよ。
ニコニコしながら由紀は振り向いて言う。
まるでくるみちゃんはこう言えば絶対断らないと自信満々といった具合で。
もう溜め息も出ない。
こいつが抱きつこうが何しようがもういいんだ。多分そんな感情しかない。
「いいけどさ、お前のこと蹴っ飛ばしてもあたしは知らないぞ」
「いいよー。くるみちゃんそんなことしないもん」
「あ、そう」
「まあなー。どっちかって言ったらお前が蹴っ飛ばすよな」
「そうかな?」
「そうなんですよ、丈槍さん」
「もしかして前に蹴ってたりした?」
「んー?覚えてない」



寝室に到着したのはどれくらいしたあとだっただろう。
正確な時間なんてもう解らない。
「おやすみ、くるみちゃん」
「おー、おやすみ」
もそもそと抱きつく。
直後に膝に痛みが走った。
あの会話から数分、いきなり蹴ってきた。
しかも本人は夢の中。怒りたくても怒れない。
「……くるみちゃん……」
「寝言?」
これだからこいつには。
あたしもやがて夢の中へと落ちていく。
次の日。
あたしと由紀が凄い寝相だったと騒がれるまであと数時間。
その日はその話題でからかわれたりするのだが、それはまた別の話。


あとがき
ゆきくる。
由紀さんは色々知ってて敢えて言わないんじゃないかなぁ。
この2人の親友みたいな距離感ほんと好き。
そういえば、チューさせてないんだな。今気づいた。
[ 2017/09/09] がっこうぐらし!SS |