FC2ブログ
2018 11123456789101112131415161718192021222324252627282930312019 01





ぴくしぶ





2/24

くるみき2本目。
最近くるみきネタどんどん出て来る気がする。
気がするだけかも知れない。
くるみき月間とか言いつつ、くるみき週間になってるのは目を瞑ってね☆
【お互いに言うから薄っぺらく感じるって君は言ったことがあったっけ】

髪の先っぽを触られる感覚。
優しくつんと引っ張ってはあたしに構ってくれと言わんばかりに弄られる。
「髪、整えて貰ったばかりなんだけど」
「知ってますよ。ところで先輩ってずっと髪の毛切ってなかったりします?」
「んな訳ねーだろ。適当に切ってたよ」
へーなどと言いながら髪を弄るのを止めない。寧ろ悪化している。解ってる、解ってるけど。
「何お前、発情期?」
「ポニーテールとかにしたことないんです?」
「聞いて下さいよ、直樹さん」
「聞いてますよ。胡桃先輩が発情期だと思うんならそうなんじゃないんですか?」
少し溜め息を吐いた。
今日はそんな気分じゃなかったんだけど。
美紀のスイッチはとっくに入ってるし、あたしもなんだかんだですぐにでもスイッチなんて入っちまうし。
「ツインテール可愛いだろ?」
「可愛いのは胡桃先輩ですけどね」



「美紀は髪伸ばさねーの?」
「そうですね、伸ばして見たい気もしますが」
「え?見たい!」
「バランス的にショートの方がよさそうかなって」
「なんだそれ」
言いながら屋上の菜園に足を運んでいるりーさん宛に伝言を残す。
ホワイトボードも消えにくくなって来た。
前はそんなにでもなかった筈なのに。時間は無情だ。
「書けました?」
「まあな。『りーさんへ 寝室いるー昼には帰るbyくるみ、みーくん』こんなもんだろ」
「みーくんは止めましょうよ」
「もう書いちゃったし…また消して書けと?」
「わ、解りましたよ」
大体お前だってさっきからずっとあたしの髪を持ったままだ。
解ってる、解ってるけど。こいつが髪を弄り始めたら。
あたし達はどう足掻いても寝室に行くことになるしかないってことは。いや、寝室じゃなくたって。
「りーさんに怒られそうだなー」
「本気で怒らない限り、りーさん怖くないから平気ですよ」
そういう問題でもないのだが、黙っていることにした。



隣に移動してからすぐにでも布団を敷きたい感じの美紀に対して、あたしは釘を刺しておくことにした。
「あんまり時間ないんだからそんなブーストかけないでくれる?」
「え?無理です」
「こらこら。先輩を困らせんじゃないよ」
「そんなこと言っても先輩だってやる気出ますよね?」
「…さあなー」
頭を撫でてやる。一瞬だけ緩んだ顔は不満顔になる。全く、世話の焼けるヤツ。
「おでこですか」
「逆に新鮮だろ?」
「そうですけど……口がいい、です」
「ブーストかけないならするよ?どうする??」
「そんなのズルいですよ」
私がそう言われてブーストかけるなんて言わないの解ってる癖に、と目の前の彼女は言う。
「まあ、あたしだってそりゃしたいですし?」
言って恥ずかしくなる。
せめて何か誤魔化そうとしたけどあたしはそんな器用じゃなかった。
誤魔化そうとしたのを誤魔化すために。
「せん、」
「っ、は」
「するならするって言って下さい」
「注文多い子はこうするぞ」
思いっきり抱きしめる。
美紀の香りがあたしは好きだった。
無意識だったんだろう。匂いを嗅いでいた。叩かれた。変態と言われたが誤解だ。
「いいですか、先輩。抱きしめてくれるのはいいんです。そこに匂いを嗅がれちゃ嫌でしょう?」
「ん、まあそうかな」
「先輩、まさかとは思いますが常習犯…」
「いい匂いだよなー。めっちゃ好き」
「聞いて下さい、胡桃先輩」
「聞いてるよ。美紀はあたしの匂いどーなの?」
とりあえず常習犯じゃないことは言っておく。
「あの、ですね。好きになるってその人の全部を好きにならなきゃやってけないと思うんですよ」
「うん、で?どーなの?」
「言わせたいんですね?言わせたいんですよね??好きですよ!大好きです!!これでいいですか」
「お、おう。さんきゅ」
「言わせといて照れてるし…もう可愛いなあ」
お前だってその顔が可愛いよ。軽く唇を落とす。
うん、今の顔だって。
「可愛いよ」
「はい?可愛いのは先輩でしょ」
「あれ?声に出てた?」
「出てましたよ」
「忘れ」
「ません」
「いやいや、忘れてくれよ。な?」
「どうしましょうか。お願い聞いてくれたら忘れてもいいです」
「何?」
「ブーストかけたくなりました」
「こらこら。先輩を困らせんじゃないよ」



正直言うとあたしだってあれやこれや色々やりたい。
時間がない。こればっかりは仕方がない。それに。
「先輩?」
「無理無理。もうみーくんのアホ毛で遊ぼうの回」
「なんですか、それ。あとみーくんは嫌です」
「アホ毛って言うより前髪の一部?凄いよなー」
「別に凄くなんか。先輩の髪の毛のお手入れとかの方が気合い入ってるじゃないですか」
「美紀に見て貰いたいからなー」
「あ、はい。見てますよ?」
「ハテナマーク止めようか」
「だっ、だって私に見て貰いたいって、な、何な!」
落ち着けよ。頭を撫でてやるとまた顔が変色した。そして抱きしめられた。うーん、もう可愛い。
「時間までのんびりしようか」
「いいですけど…こっち見ないで下さい」
こっそり見た彼女の顔は滅茶苦茶可愛かった。


あとがき
くるみき。
お昼にはちゃんと帰りましたよ。
何もやってないよ、多分ね。
やる時はあの2人、夜が似合いそうだよね。
[ 2018/02/24] がっこうぐらし!SS |