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あれ?

ham.jpg

弟の好きな相手w
なんか書きたくなったので続きからまたハヤテモノ。
ハム、ヒナ。ちょこっと西沢弟www

その他の大半がハヤテになっても私は知らない。
【普通が一番って言うけれど】

「あちー。ちょっとコンビニでジュースでも買ってくるー」
「あ、カズ。財布」
放った財布は見事とは言えない微妙なラインを描きながら
西沢弟のもとにぱさっと落ちた。
「姉ちゃんはなんかいる?奢らないけど」
「あ、じゃあアレ買ってきてー」
「アレじゃあ分かんねーよ。行ってきまーす」
訊いてきたのはそっちだ、と歩は内心思いながらも暑さに何も声が出ない。
クーラーがよく効くのはこの部屋、リビングしかない。
姉弟は二人揃ってダラダラと過ごしていたのだが。
「あれ…?カズのかな、これ」
先程、弟の財布が置いてあった場所にそれを発見した。
「落ちてたんだし!別に見るくらい構わないよね!!」
傍から見れば言い訳がましい言葉を吐きながら、歩は手に取った。
どうやら写真のようでどうやったら財布から写真が落ちるんだろうと思いつつ
まあ、いっかと考えを頭の隅に追いやる。今はこれを見るのが先決だ。
「って、あれ?この店…ワタルくんとこの。つーか、写ってるのって」
その先を言おうとして、玄関から弟の声が聞こえて急いで写真を元に戻した。



「あ、ヒナさん?突然だけど明日って暇かな」
『本当に突然ね。まあ、明日は平気だけど』
「よかったー。それで話したいことが…うちに来て欲しいんだけど」
『え?歩の家に?』
「家って言ってもマンションだけどね。それでいいかな?」
『でも、家の人とかは…』
「両親は家空けてるし、弟は追い出すから大丈夫!」
ヒナギクはそれ以上何も言わなかった。
何も言えなかった、の方が正しいかも知れない。
翌日、ヒナギクは訊いた住所に辿り着いてみると
貧相でも豪華でもない普通のマンションがそこにあった。
エレベーターで階を指定して待つこと数秒。
歩の住む部屋のすぐ近くまでやってきた。
「この辺だけど…?」
「つーか、何?この炎天下の下で弟を日射病にでもさせるつもりかよ?姉ちゃん」
「カズは頑丈だから平気だって。それからワタルくんとこの返却お願い」
「姉ちゃんが行けよ、そんくらい」
「昨日行ったでしょ、お客さんが来るんだって。さっさと出てく!」
「ちぇ、帰ったら覚えてろ」
「バカだから覚えてないかもねー」
「……」
「………」
「…………えと、こんにちは」
気まずい空気しか流れなかった。



「さっきはゴメン」
「気にしてないから。それで話したいことって…やっぱり」
歩の部屋を見せて貰ったあと、クーラーが効いたリビングで話を始める。
「やっぱり…ってヒナさんは心当たりあるのかな?」
「え?ハヤテくんのことじゃなくて??」
「ヒナさん、いつもハヤテくんのこと考えてるのかな?」
「なっー違っ…てか、歩の話はなんなのよ、じゃあ」
「そうだよねー、ヒナさんってハヤテくんに一目惚れだったもんね。それはもう一日中m」
「あ・ゆ・む?誰にも話してないわよね。それ」
怖いよ、ヒナさん。なんて言葉をさらりと流して、ヒナギクは笑顔で怒るのを忘れない。
「ううぅ…いや、実はナギちゃんについてなんだけどねー」
「え、ナギ??」
意外だったのか、麦茶から口を離して目を丸くするヒナギク。
「なんでナギちゃんがあんなにハヤテくんにご執心なのかなーとか」
「んー、主と執事なしでもあの子は気に入ったらとことん離さないところあるから」
「そっかぁ。あー…そうかぁ」
「何?どうかした」
あまりの歩の落胆にヒナギクも心配せざるを得ない。
「あ、でも場合によっちゃカズが頑張ればライバルが一人消えるってことに?」
無理だろうけど、と付け加えて元に戻る。ヒナギクはますます訳が分からない。
「あの、歩?」
「いやー、私だけならまだしも弟も片思いしてるって知っちゃって。しかも相手は」
「それが…ナギ?」
「みたいでー。ご丁寧に財布の中に隠し撮り写真入れてたから」
「勝手に見たの?それ」
「まさか!偶然だよ、偶然」
それを聞いて、ヒナギクは弟くんも大変だと密かに思うのだった。



「なんか話し込んじゃったね」
「そうね、時間も結構経って…うっ経ちすぎたかも」
「あ、えと。今日の埋め合わせはまたどこかで」
「いいわよ、そんなの。それから弟くんとは仲良くね」
あはは…と渇いた笑みを見せながら歩はマンションの下までヒナギクを見送った。
もうそろそろで夕日に変わる、そんな時。


あとがき
長くなった。
西沢弟はずっとレンタルビデオタチバナに居座ってますwww
でもただ居座ってるんじゃなくて扱き使われてそうだなw
[ 2009/07/23] その他SS |